やじうまミニレビュー

氷点下ビールを味わえる家庭用ビールサーバーを試す

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
タカラトミーアーツのプレミアムビールサーバー「極冷」

 もうスグ夏本番! 夏と言えばビール! なのだが、ビアホールで飲むやつと、家でプシュ! っとやる缶ビールは、旨さが違う。「雰囲気の違いが旨さの違い」なんて言われることもあるが、せめて家飲みでも「これぞビール! 」っていうアノ泡が欲しい。

 そんなビール好きの夢がかなうグッズが、飲み代2回分で買える! その名もタカラトミーアーツのプレミアムビールサーバー「極冷」だ。

メーカー タカラトミーアーツ
製品名 プレミアムビールサーバー 極冷
希望小売価格 7,800円(税抜)
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 5,572円(税込)

 これさえあれば冷蔵庫を開けて「あれ? ビール冷えてないじゃん! 」と愕然とすることもない。なぜならサーバーの中に水と氷を入れ、常温の缶ビールをセットすれば、5分もするとキンキンに冷えたビールが楽しめる。しかもビアホールのように、レバーの切り替えでビールを注いでからクリーミーな泡を盛ることもできる!

ドヤッ! こんなビールが家飲みで楽しめる!

 何はともあれ、まず使い方を見てもらうのがいいだろう。

 用意するビールは、350mlか500mlの缶ビール。冷蔵庫で冷やしてあれば氷点下まで、常温でも飲み頃の4〜6℃まで数分で冷やせる。あとは極冷にビールをセットして、水と氷、氷点下にする場合はビールグラスに1杯分ぐらいの塩を入れ、スイッチを入れる。電池は単三形乾電池が4本だ。

 すると水の攪拌がはじまり、早くて4分、遅くても8分ほどでビールが冷える。あとは横についているレバーを手前に引いて、ビールを注ぎ、頃合いを見計らって今度はレバーを奥に倒す。こうすると注ぎ口からは細かな泡が出て、まさにビアホールで出てくるビールが注げるというわけだ。

まさにビアホールで出てくるビールが注げる

慣れれば簡単! 慣れるまで難しい

 さて、ビールを冷やして旨そうなビールを注ぐシーンだけみると、さも簡単に見えてしまう(笑)。たしかに3回も遊べば慣れた手つきで、簡単に旨いビールが飲めるのだが、極冷は多くの部品でできているので、最初はかなり戸惑う。キャンプ場などで友達とワイワイやる場合は、必ず家で予行演習が必要だ。

 後回しになってしまったが、ここで手順を簡単に説明しておこう。

1)缶ビールの大きさに合わせてチューブをつなげる。フタのようなものは、次の手順で缶に被せるキャップで、チューブはビールを吸い上げるための管
2)缶ビールを開けてキャップをしっかり密着させる。キリン、サッポロ、アサヒ、サントリーの4社に対応しているとしているが、地ビールなどでもほとんど対応できるだろう。ポイントはキャップが缶にはまって密着するかという点
3)キャップをした缶を極冷にセットして、容器の線まで水を入れる
4)容器の線まで氷を入れる。氷は冷蔵庫の製氷機で作ったものでもかまわないが、それを砕いたものの方がベスト(スーパーなどで冷たいものを持ち帰るために提供している氷ぐらいが最適)。コンビニで売っている大きい氷は、粉々に砕いておく
5)中間カバーをかぶせ、注ぎ口を取り付ける。注ぎ口は3つのパーツに分解できるので、水洗いが簡単
6)上部カバーをかぶせて準備OK
7)ダイヤルをCOOL側に回して水と氷を攪拌する。350mlなら3分、500mlなら4分攪拌してスイッチを止め、それぞれ1分、2分待つとビールが飲み頃に冷える
8)レバーを手前に引いてコップにビールを注ぐ
9)頃合いを見計らってレバーを奥に押し、泡を盛って完成!

 だいたい500ml缶でラーメン屋で出てくるビールグラス2.5回分ぐらい楽しめる。氷は30分ぐらいしてもまだ残っているので、ビールは最後の最後まで冷えたままだ。もう1本おかわりする場合は、缶の底に丸いドーム型キャップを取り付ける。これをつけると、缶の底の凹みに氷が入らなくなって、あらかじめ氷が入っている容器にすんなり缶をセットできる。

 写真ではある程度部品を組み立てた状態から説明したが、未使用の状態やお手入れをするために完全に分解した状態にすると、かなりのパーツになる。2、3回も使えば、完全にバラした状態からでもササッと組み立てられるが、はじめのうちは戸惑うのでマニュアルを片付けてしまわないように!

2本目以降を冷やすときは底にドームキャップをつける。これで氷を掻き分けてセットできるので、500ml缶には必須アイテム
バラすとかなりのパーツになるので、イベントで使う場合は予行演習が必須

キャンプでやりたい! 塩を使った氷点下ビール

 先の手順では、常温のビールを飲み頃温度と言われる4〜6℃まで冷やした。さらに、このサーバーでは冷蔵庫で冷やしたビールを氷点下まで冷やして楽しめる「極冷」モードが用意されている。

 基本的なやり方は、水と氷を使った場合と同じ。違うのは、水と氷の分量で、容器に書かれている「極冷」モード時の線まで、冷蔵庫で冷やした水、コップ1杯の塩、そして製氷機2〜3回分の氷を入れるだけ。

氷点下ビールは用意するものが多いので、特別なイベントで楽しみたい
350mlと500ml缶の水と塩のラインが描かれている。見づらいので、マジックで線を引くといいだろう

 驚くほど大量の塩を使うので、普段家飲みするのにはためらってしまうが、キャンプに行ったときなど特別なイベントで楽しみたい。なおキャンプには冷蔵庫で冷やした水はないので、クーラーボックスに入れた氷の溶けた水と、細かく砕いた氷を使うといいだろう。

 350ml缶なら7分で-2℃、500ml缶なら8分で氷点下ビールが味わえる。氷点下でも凍ることはないが、一気にノドに流し込むと、カキ氷を一気食いしたように頭がキンキンするので注意しよう。飲み頃との温度差はそれほどないが、一口飲んでその冷たさが歴然とするほど違うので、一度は氷点下ビールを楽しんで欲しい。

短時間でどこまで冷えるのかを検証!

何℃まで冷やせるのか計ってみた

 常温のビールでも数分あれば、冷やして旨く飲めることが分かったが、実際に何℃まで冷やせるのかを実験してみた。まずは常温のビールから。室温27.8℃、水道の温度23.7℃で実験した結果となっている。

 説明書には、350mlが4分、500mlが6分で飲み頃温度になると謳われていた。実際に温度を測ってみると、350mlはピッタリ4分で6℃に、500mlは1分遅れの7分で飲み頃まで冷えた。飲み頃の温度は持続するので、お替りをしてもおいしく飲めるのがうれしい。

温度の分解能が1℃刻みなので、グラフが階段状になっている点はご了承いただきたい

 続いて極冷モードを試してみた。こちらは説明書では350mlが7分、500mlが8分で氷点下になるとあったが、実際には350mlが10分、500mlが12分ほどかかった。「冷蔵庫で冷やしたビールと水を使う」とあるのだが、おそらくこの温度や気温に依存しそうだ。冷蔵庫に0℃に近いチルド室があれば、そこで冷やすといいだろう。

 凍る寸前まで冷えたビールが飲みたいという場合は、350ml缶をオススメする。500ml缶は-1℃までしか下がらなかったが、350ml缶はグラフの範囲外の21分時点で-4℃まで冷たくできた。

ビールからチュウハイ、ソフトドリンクまで

 色々試してみたが、ビールはもちろんチュウハイやソフトドリンクも冷やせた。ただ氷点下まで冷やす極冷は、シフトドリンクだとシャーベット状になって注げなくなってしまうので注意したほうがいい。

 もう1つ気になった点として、攪拌するときのモーター音や注ぐときのポンプ音がかなりうるさく、テレビの音が聞こえなくなるのがチト難点。とはいえテレビの音量を大きくすればいいだけの話だ。運用で回避できる問題なのでそんなに責めないでおこう(笑)。

家にいながらにして、きめ細かい泡の旨いビールが飲める
常温のビールでも数分で冷やして、ビアホールの泡を再現できる

 夏は何かと冷蔵庫がいっぱいになりがちで、飲み物を冷やすスペースがなくなったり、冷やし忘れて「あーーーっ! 」となることが多いが、極冷があれば冷たい飲み物がスグに楽しめる。

 カキ氷機と一緒に夏のアイテムとして置いておきたいだけでなく、キャンプの盛り上げグッズとしても楽しめるガジェットだ。

(藤山 哲人)