やじうまミニレビュー

ビジョンクエスト「スベらないメモ スリム」

~電話のメモに最適! 片手で書いても滑らないメモ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ビジョンクエスト スベらないメモスリム横(罫線) JS01−02

 この4月から新しい職場で働き始めた方も多いだろうが、今回は特にオフィスで勤めている方に便利なグッズを紹介しよう。ビジョンクエストの「スベらないメモ スリム横サイズ」だ。

 このメモは、パソコンのキーボード前に置きやすい、横長サイズの小型メモなのだが、裏面にすべり止めが付いているため、メモを書いている際の安定感に優れているというもの。例えば電話をしている最中に、片手でメモ書きしても、滑らないという。

 同社の「スベらないメモ」シリーズは以前から発売されているが、この横長サイズは昨年発売された新製品。価格も126円と非常に安いので、職場で使ってみることにした。

メーカービジョンクエスト
製品名スベらないメモスリム横(罫線) JS01−02
購入場所東急ハンズ
購入価格126円

 本体はとても小さく、面積は115×60mm(横×縦)という細い横長サイズ。名刺と比べるとタテはほぼ同サイズだが、横は2~3cmほど長い。この細長さなら、確かにキーボードやノートパソコンの手前にも余裕で置ける。

 紙は白地で、横に7本の罫線が入っている。右上には日付を記すスペースも用意されており、確かにメモに向いてそう。厚さは5~6mm程度で、60枚セットとなっている。裏面は無地で、付箋風の糊は付いていない。

外装を取り外したメモ本体。面積は115×60mm(横×縦)と、小さくて横長だ
使用イメージ
1セットあたり60枚。厚さは5~6mm程度

 本製品の特徴である“滑らない”ための加工は、本体裏面の台紙部分にある。台紙は茶色の厚紙だが、表面に滑り止め加工が施されており、これが滑りにくい安定感を生み出すようだ。触ってみると表面は細かいエンボス(凹凸)加工が施されており、ベタッというか、ザラッというか、独特の感触がある。とはいえ、粘着力があるわけではないので、机の上に置いて指で弾いても、普通に滑る。これで安定して書けるのだろうか?

裏面の台紙に、滑り止め加工が施されている
さらにアップで見た写真。表面には細かい凹凸があり、触るとベタッとした感触がある。とはいえ、粘着力はない

 さっそく片手でメモ書きしてみる。すると、これが本当に滑らない。メモの上に軽く手を置いていれば、それだけでピッタリと机に張り付き、安定して書ける。コンビニで売られていた他社の普通の小型メモも使ってみたが、片手だと見事に滑ってしまった。

スベらないメモで、片手で文字を書いているところ。メモ本体はほとんど動かない
こちらはコンビニで買った普通の安い小型メモ帳。メモ本体が動き、うまく書けない。横長にして書いてもメモは安定しなかった。
左がスベらないメモ、右が普通のメモ帳。スベらないメモの方がキレイに字が書けた。もともとの字が汚いのはどうかお許しいただきたい

 からくりとしては、メモの上に置いた手の重みで、台紙の滑り止め部分が机に密着していることにあるだろう。比較対象に用いた小型メモでは、手の重みが台紙に加わっているものの、滑り止めがないため、そのままツルッと滑ってしまう。たったこれだけのことでも、スベらないメモの方が断然に使いやすい。メモに書いた文字も、安定感からかいつもより上手に見える。

特に粘着力があるわけではないが、台紙に手などの重みが加わると、メモはまったく動かなくなる

 メイン用途は、そのコンパクトさと片手で書ける良さを考慮すると、電話のメモ書きが主になるだろう。一緒にペンも挟んでおけば、不意の電話にメモを探してアワアワすることもないはずだ。「これじゃ小さすぎる」「付箋じゃないのか」と不満の方もいるかもしれないが、ラインナップにB5~B7サイズ、付箋タイプも用意されている。

 電話に応対したり、パソコンの画面を見ながらちょっとしたメモにも使える便利な製品だ。オフィスに勤務する人の、小さくて頼もしいパートナーとしてオススメしたい。

正藤 慶一