やじうまミニレビュー

ガイズ「モバイルチャージャー LISIRE 130」

~残量が確認できる、スティック型のモバイルバッテリー
by 林 佑樹


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ガイズ「モバイルチャージャー LISIRE 130」

 スマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機の普及に伴い、モバイルバッテリーの種類が増えている。スマートフォンなどのライトユーザーにまで裾野が広がった現在では、デザイン面にも気を使ったものも多い。

 そこで今回は、見た目がかわいく、スマートフォン1台だけ充電できればOKというライトユーザー向けのモバイルバッテリーを紹介しよう。ガイズの「モバイルチャージャー LISIRE(リザイア)130」は、スリムな本体ながら、バッテリー残量チェッカーも備えた製品だ。

 


メーカーガイズ
製品名モバイルチャージャー
LISIRE 130
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,408円

 

 まず最初に目を引くのは、アルミ材質でスティック型の本体だ。本体サイズ21.3×129mm(直径×高さ)で、バッグの隙間に滑り込むスリムなデザインだ。操作ボタンは給電のON/OFFを切り替えるスイッチのみでシンプル。

 重量は73gと軽量。スマートフォンと一緒に持っても荷物にならない軽さだ。カラーはシルバー、ブラック、ライムグリーン、オレンジで、今回はオレンジを選んだ。

サイズは21.3×129mm(直径×高さ)となかなかスリム。単3乾電池、単4乾電池と比較してみた本体片側にUSB端子。こちらは出力用として利用する

 容量は2,200mAhで、国内に出回っているたいていのスマートフォンには、1回以上のフル充電が行なえる。スマートフォン用に用意するのならこれで十分だろう。

 出力は1A。急速充電というほど速くはないが、国内で流通するスマートフォンのほとんどで使用できる点は評価したい。充電時間はUSB経由の場合は約5時間、付属のACアダプター使用時で約3時間となる。

 付属のケーブルは片側がmicroUSB AB型、もう片方がUSB-A型、長さ約1mの巻き取り式。本体の充電時はmicroUSB端子に接続、放電時はUSB-A型に接続して使用する。また付属ケーブルは変換プラグに対応しているが、ガイズサイト上では変換プラグ単品の発売はなく、他社製のUSB接続ケーブルを推奨している。ただ現在はmicroUSB端子に接続する変換アダプターが多数登場しているので、そういったアダプターを選んでもいいだろう。

付属のUSBケーブルとACアダプター。単体で販売されているものと同じなので、すでに所持している場合はそのまま充電に利用できる付属のUSBケーブルは変換プラグ方式。microUSBのみ付属でガイズサイト上でのプラグ販売もない。量販店で見るものと同一製品と思われるが、利便性を考えると写真のような変換プラグタイプよりは、microUSB変換アダプターのほうが種類も豊富で扱いやすいだろうmicroUSBをドコモ/SoftBank/auのフィーチャーフォン充電に対応させる変換アダプター。iPhone用や携帯ゲーム機用も多く発売されているので、それぞれにケーブルを用意するよりは、こちらのほうが荷物が少なく済みスマートだ
microUSB側には電源スイッチとバッテリー残量を示すLED。また充電時には赤色LEDも点灯する

 LISIRE 130には、バッテリーの残量をチェックする機能も備わっている。残量は、ケーブル未装着時か通電開始時に、本体のmicroUSB端子側のLEDが点灯し、「青/緑/赤」の3段階で知らせる。青が70~100%、緑が30~70%、赤が30%以下という表示パターンで、充電前に確認できるのがありがたい。

 実際にiPhone 4S、iPad 2、ソフトバンクのスマートフォン「HONEY BEE 101K」、電子書籍リーダー「PRS-T1」の4機種に充電してみた。iPhone 4SとiPad 2への給電は、付属のUSBケーブルに変換アダプターを使用している。出力は1Aということで、HONEY BEE 101K、PRS-T1、iPhone 4Sともに問題なく充電された。要求電力がシビアと評判のiPad 2もなんとOK。カタログスペック的に「充電していません」表示が出るかと思ったのだが、スリープモードでなくても充電されていた。ただ、ギリギリのようで充電速度は極めて遅かった。もしiPad 2を充電する場合はスリープ状態で行ったほうが良いだろう。

「モバイルチャージャーLISIRE 130 LSR-130」とよく似合いそうなHONEY BEE 101Kでの充電風景。写真の通り、問題なく充電できた電子書籍リーダー「PRS-T1」も充電コネクタにmicroUSB採用なので、ご覧の通り充電可能だ
iPhone 4Sへの充電は付属ケーブルにDockコネクタ変換アダプターを使用して行なった。出力が不安定だと充電されないケースもあるiPhoneだが、問題なく充電が継続された。なお変換アダプターは大手量販店で単品売りしていたもの。480円程度だったと記憶しているiPad 2も同様にDockコネクタ変換アダプターを使用した。「充電されていません」と表示されるかとおもったが、写真の通り、起動時でも充電されている。ただその速度は極めて遅かったので、スリープ時のみに限るといいだろう

 私のようなスマートフォン2台持ちユーザーからすると、バッテリー容量が心許ない気もするが、スティック形状でカバンの隙間に押し込みやすいデザインや、バッテリー残量を確認できる機能は使い勝手がよく、満足できるものだった。また独自形式ではなく汎用的なUSB端子を採用しているため、すでに手元にあるUSBケーブルを利用できる点もうれしいところだ。

 デザインと使い勝手にこだわったモバイルバッテリーをお探しの方にオススメだ。





2012年 3月 5日   00:00