やじうまミニレビュー
クツワ「携帯はさみ」
クツワ「携帯はさみ」 |
ハサミは、およそどこの家庭や職場にもある文房具だ。一方で、普段からハサミを持ち歩いている人は少ないだろう。
今回紹介するのは、いつでも気軽に持ち歩くことができるクツワの文房具「携帯はさみ」だ。
メーカー | クツワ |
製品名 | 携帯はさみ |
希望小売価格 | 399円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 399円 |
ごくシンプルなパッケージ | パッケージ背面。使い方が書いてある |
「携帯はさみ」のサイズは44×16×10.5mm(縦×横×高さ)。普段は刃が収納されており、一見してハサミには見えない。手で握れば隠れてしまうほどのコンパクトだ。刃が露出せず、内部に隠れているので安全であり、携帯するのに困らない。
本体色はブラック、ブルー、オレンジ、ピンクの4色が用意されている。重さは7g(本体6g+チェーン1g)と軽い。ボールチェーンがついているので、携帯電話や鍵といった小物につけることがきる。試しに、キーホルダーにつけてみたが、このまま持ち歩いても違和感はない。
開くとちゃんとハサミに見える | 開いても、これぐらいの大きさ | キーホルダーにつけてみた |
使うときは、持ち手であるプラスチック製のハンドル後部をしっかり閉じた状態で、前部へとスライダーを動かす。すると、少しずつ刃が外に出てくる。スライダーを先頭まで押し切ると、ストッパがはずれ、ハンドルと刃が二つに分かれてハサミ状になる。
スライドすると、刃が出てくるギミックとデザインは面白い。キーホルダーを取り出して、ハサミを用意する動作だけでも楽しめる。
スライダーは少し固く、動かすのにはある程度の力が必要だ。使うときは、まずハンドルをしっかりと閉じた状態で保持し、スライダーに少しずつ力をいれるようにすると良い。力を入れすぎると、刃が急に飛び出すので注意が必要だ。
刃を収納する時は、ハンドルをしっかり閉じた状態で、スライダーを前部から後部に戻せばいい。
手元の紙を切ってみる。切れ味、切り心地はなかなか悪くない。刃はこすれ合いながら動く感じで、適度な抵抗感があって使いやすい。また、ハンドルの幅が広いので、小さい割りに指が動かしやすい。ただ、刃渡りが17mmしかないので、長くまっすぐに切るのは得意ではない。新聞の切り抜きに使うのは慣れが必要そうだし、厚い紙を切るのも難しそうだ。
ハンドル部分が広いので、指先で支えやすい | 紙に切り込みを入れてみた。長くまっすぐに切るのは難しい | スナック菓子の袋など、ちょっとしたものをチョキンと切る際に便利だ |
しかし、このハサミの本領は、スッとポケットから取り出して、ほつれた糸や毛糸玉、スナック菓子の袋、衣類についているビニールタグなど、ちょっとイライラするようなモノを、チョキンと切るところにある。やっかいごとが片付いた感じで嬉しいし、持ってて良かった感は高い。自分ではやらないが、暇な時に女性が枝毛の処理をする道具としてもいけそうだ。
価格も安く、面白味もあって実用性もある。いつか来るかもしれないチャンスに備えて、密かに備えておくツールとして推薦する。
2010年 5月 13日 00:00
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