やじうまミニレビュー

グリーンハウス「ケータイ充電器&LEDライト」

~強力なLEDライト搭載のケータイ充電器
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


グリーンハウス「K-TAI CHARGER & LED LIGHT」

 ケータイの充電グッズは、乾電池を使用したものからリチウムイオンバッテリー、さらには燃料電池まで、多数ラインナップされている。

 これらの機器は、もちろん充電が第一目的だが、なかには充電以外の機能を有しているものも出てきた。それが、今回紹介する「ケータイ充電器&LEDライト GH-BTK-31LK」だ。


メーカーグリーンハウス
製品名ケータイ充電器&LEDライト GH-BTK-31LK
価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,339円


 その名の通り、ケータイの充電器とLEDライトが一体となった製品だ。ボディはアルミ製で堅牢な作りとなっており、室内だけでなくアウトドアや災害時にも役立ちそうだ。

 サイズは20×85mm(直径×高さ)で、単三乾電池をふたまわりほど大きくした感じ。重量は電源となる単三乾電池を抜いた状態で約20g、乾電池をセットした状態で約44gと、とても軽い。

サイズは20mm×20mm×85mm(幅×奥行×高さ)。手の中にすっぽり納まるサイズだ付属の充電アダプタを本体先端部に差し込んで充電する。DoCoMo、SoftBank、auの3キャリアに対応付属のパナソニックのアルカリ電池だけでなく、エネループも使用できた

 まずはケータイの充電機能からチェックしてみよう。付属の充電アダプタを差し込み、携帯電話と繋いでスイッチを押すと開始する。通電中かどうかは、赤色のLEDが点灯して知らせる仕組みだ。

 電源には単三乾電池1本を使用し、出力電圧5.5V~5.9V、出力電流350mAとなっている。電源は付属のパナソニックアルカリ電池が推奨だが、筆者が試したところ、三洋のニッケル水素電池「eneloop(エネループ)」でも使用できた。自己責任の範囲になるが、一応記しておく。充電能力はケータイの機種によって異なるが、充電時間約80分で、最大45分の通話ができるという。

 手持ちの携帯電話「N905i」とスマートフォン「T-01A」でチェックしてみたが、いずれも充電可能だった(T-01Aでは自前の変換アダプタを使用)。ただし、バッテリーが完全に空っぽの状態からは充電できなかった。

 なお充電機能と次に紹介するLEDライト機能は排他仕様となっており、両方を同時に使用することはできない。また、iPhoneやiPod用のケーブルは付いておらず、自前の変換アダプタで繋いでも充電できなかった。

本体にあるスイッチを押すと充電が開始。LEDライトのスイッチも兼ねている。ストラップ用の穴もアリドコモのケータイ「N905i」を充電しているところ。通電中は赤色のLEDが点灯する変換アダプタを挟んでいるが、スマートフォン(T-01A)も充電できた。T-01Aはバッテリー容量が少ないので助かっている

 次にLEDを見てみよう。LEDは充電アダプタの差し込み口を囲むように4灯設置されている。全光束8ルーメンではあるが、かなり明るい。正面から見ると、目くらましになるほどまぶしかった。3~5m先まで問題なく照らすことができた。加えて、照射範囲も十分に広く、使い勝手はとてもいい。単三乾電池1本という電源なのに、連続点灯時間は約90分と省電力なところも、さすがLEDといったところだ。

LEDは4基搭載されている。正面から見るとすごくまぶしい明るさは8ルーメン。手前の猫を本体から約60cm、奥の人形を約80cm離して、人形中心に照らしてみた。人形の影がくっきり出ているところから、明るさがわかると思う

 ただし、ケータイの充電時、LED点灯時ともに、使用中は本体が熱を帯びる。火傷するほどではないが、手に持ってみると気になる温度だ。LEDライトとして使用する際は仕方ないとして、充電時は本体をカバンの中に入れておいたり、本体スイッチ近くにあるストラップ穴を利用したりして触れないようにしておくとよさそうだ。

 電源が乾電池なので、複数の乾電池を持ち歩けば長時間の充電や点灯も可能。小型なので、持ち歩いても邪魔にならないため、アウトドア製品として十分に魅力的。ちょっとした外出から旅行まで、カバンの中に入れておきたい一品だ。


2010年 5月 12日   00:00