やじうまミニレビュー
ライル&スコット「強風対応長傘」
~台風の日も片手でさせる、安定感バツグンの傘
ライル&スコット「強風対応長傘」 |
そんな時のために、あらかじめ購入していた傘があった。それが、ライル&スコットの「強風対応長傘」だ。
メーカー | ライル&スコット |
製品名 | 強風対応長傘 ネイビー |
購入場所 | 夢隊web |
購入価格 | 4,200円 |
傘の上に傘が付いているような二重構造が特徴 |
一見すると、傘の上に小さな傘が乗っかっているようにも見えるが、この2重の部分の間にスリットが空いており、ここに風が通ることで、強風で傘が裏返ったり、壊れたりするのが防げる、というわけだ。購入したECサイトの説明によれば、風が吹いてもビクともせず、悪天候でも“英国紳士”さながらに颯爽と歩けるらしい(ライル&スコットはイギリスのファッションブランド)。
傘の外側から見たところ(上)と、内側から見たところ(下)。重なっている部分はスリットが空いており、風の通り道ができる | 傘に付いていたタグによると、このスリットに風が通ることで、強風に耐えられる構造になっているという |
しかし、台風のような悪天候でも、本当にビクともしないのだろうか? そこで、強風と大雨が吹き荒れる屋外に出て、使用感を確かめてみたい。
まずは比較のため、いたって普通のビニール傘で屋外に出た。しかし、傘が強風にあおられてしまい、手元がグッと持ち上がって吹き飛ばされてしまいそうだった。両手で持てば安定するが、片手では持ちにくかった。
ここで強風対応長傘にチェンジすると、見事に手元がぶれず、片手で安定して持つことができた。瞬間的に強い風が吹くと、さすがに傘がブワッと浮く感があるが、それも一瞬だけですぐに収まる。両手で持つこともなく、背をピンと伸ばして歩くことができた。もちろん、2重に重ねた傘布の間から水が入り込む、といったこともなかった。以後、雨降りの日に何度か使ったが、同様に安定感があった。
普通のビニール傘では、強風にあおられるため、片手では持ちにくい | 一方、強風対応長傘は安定感が抜群に良い。強い風を受けても、傘が吹き飛ばされそうな感じはなかった。片手でも問題なくさせる |
傘としての基本性能も十分に備えている。傘を開いた時の直径は120cmと広く、背中に背負ったカバンも覆える。ハンドルは手に馴染むラバー製で、ハンドルのボタンを押してワンタッチで開くジャンプ式となる。傘布は撥水加工が施されており、水滴もすぐに落ちる。骨組みも頑丈だ。全体的に大きく、ズッシリとした重み(495g)もあるので、男性向きの商品と見て良いだろう。
となると、問題となるのはその見た目。傘の上に傘が乗ったようなその独特のデザインは、知らない人が見れば“アレは何だ?”と奇異の目で見られる可能性は高い。私はそういったことには無頓着なので大丈夫だが、人目を気にしがちな人は、風が吹かない小雨の時などは普通の傘を使用した方が良いだろう。
傘をまとめたところ。傘布のストッパーは2つ用意されている |
2009年 9月 7日 00:00
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