やじうまミニレビュー
人型乾燥機「アイロンいら~ず」は見た目から想像できない超便利アイテムだった!
2017年8月29日 07:30
世の中には面白い(と書いて「変な」と読む)ことを考える人がいる。そして、そのアイディアを商売にしちゃう会社も……。その代表例が、サンコーレアモノショップだ。しかし、サンコーレアモノショップを侮ってはならない。言い方は悪いが、見た目は「バカなのか!?」的なものが多いが、実際に使ってみるとすごく便利なのが多いのもサンコーレアモノショップなのだ(笑)。
そんなアイテムのひとつ、いや極みが「シワを伸ばす乾燥機 アイロンいら~ず」だ。ネーミングから分かるとおり、乾燥機にかけてしまうと、クシャクシャで「こりゃ、ちりめんかい!」というシャツも、こいつを使えばシワひとつない素晴らしい仕上がりになるという乾燥機&アイロン。
目じりのシワも、ピチピチお肌のように若返るんですよ! 奥さん! てな具合に、効果は抜群なのだ。
メーカー名 | サンコー |
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製品名 | シワを伸ばす乾燥機 アイロンいら~ず |
実売価格 | 7,980円 |
サイズはSとMの2種類! 吊るして引っ張って電源いれるだけ!
「アイロンいら~ず」は、ぶっちゃけ言うと人型をした布団乾燥機だ(笑)。ただし布団のようにサイズフリーではないので、人型の袋はSとMの2種類が同梱されている。
今回実験に使った長袖シャツは、XLサイズだが、Mサイズで乾燥してみたが全然問題なし。人型はパンパンに膨らんで衣類を乾燥するので、もっと大きなサイズでも問題ないようだ。
次の写真は、Sサイズの人型にLLサイズのTシャツを着せたところだが。問題なく膨らんでいるのがわかるだろう。おそらく、お相撲さんでもなければ、Mサイズの人型じゃ小さくて使い物にならないという人はいないはずだ。
セッティングは簡単で、人型の袋についているチャックを開け、下部についているリングを本体の吹き出し口に差し込む。さらに、そのリングを挟むようにして、吹き出し口にロックアダプタを差し込んでやれば完成。
こいつの使い方は3Way。まずは本体を床に置いて使う方法。厚手の綿生地だと洗濯物が重くて不安定になるのが難点。Tシャツや化繊のワイシャツなら床置き式でも使えるだろう。
2つ目はハンガーで衣服ごと本体を吊るして使うタイプ。重さで人型が破れないか心配かもしれないが、メーカーはこの使い方を標準として製造しているらしいので、強度的な問題はない。もしハンガーをかける手ごろな場所がないときは、付属のベルトを使ってカーテンレールやドアのフチ(鴨居)にフックを引っ掛け、たらしたベルトにハンガーを引っ掛けるとよい。
3つ目の置き方は、床に置きつつハンガーにかけるタイプだ。
人型に服を着せてパンパン! 待つこと60分でパリッ! と乾燥
洗濯物を乾かすには、まず人型に服を着せてやる。人型のお腹と首、両腕にはチャックがついているので、必要に応じてチャックを開けて服を着せてやろう。
本体には、送風と温風モードの切り替えがあるので、まずは送風、連続運転にして、人型を膨らます。次に服のシワになっている部分を、洗濯物を干すときみたいに、パンパンと引っ張り、シワを伸ばす。
最後は温風モードに切り替えて、タイマーをセット。化繊や乾きやすいものはおよそ60分、綿生地などは90分を目安にするといい。熱風の温度を測ったところ、人型の表面はおよそ54℃。布団乾燥機のようにかなり温風で部屋が暑くなるので夏場は注意。特に熱帯夜の雨の日の夜に、明日会社に着ていくワイシャツを乾かそうものなら、寝ている間に脱水症状になりかねない(笑)。
熱源は電熱線なので、消費電力は1,000Wと高め。なお電気代は、温風で60分運転してみたところ、1.15kWhでおよそ25円となった。
肝心の仕上がり具合は、見てのとおり。アイロンをかけたとは言えないが、洗濯機で乾燥させたときよりずっとシワが少なく仕上がっている。
正直使ってみるまではマユツバだったが、いつも洗濯機で乾燥させると、クチャクチャになって困っていたお気に入りのシャツにも効果を発揮してくれた。またサンコーからレジェンドが生まれたといっても過言ではないだろう。アホっぽい見た目によらず、超使えるアイテムとしてぜひオススメしたい。