やじうまミニレビュー
猫をすっぽり包む「にゃんガルーパーカー」を試してみた
2016年10月31日 07:00
愛猫“りきお”は今日も気持ちよさげにスヤスヤ寝ている。猫と仲良くなるために、これまでさまざまなグッズを試してきたが、気まぐれな猫は実際に使ってみるまで気に入ってくれるかわからない。
そんな中、どうしても試してみたい猫グッズに出合ってしまった。ビーズの「にゃんガルーパーカー」だ。
にゃんガルーパーカーは、カンガルーの袋のようになったポケットが付いており、中に猫をすっぽりと収められるパーカー。フードを縛るひもの先は、猫が興味を持ちやすいように丸型になっている。2015年5月に発売した時には、すぐに完売した人気製品だ。
ラインナップはさまざまあるが、今回試したのはポケットサイズがもっとも大きい「デカぽっけ」タイプ。2Lのペットボトルが6本入るサイズのポケットが付いており、約7kgの大きな猫にも対応するという。
メーカー名 | ビーズ |
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製品名 | デカぽっけ にゃんガルーパーカー |
実売価格 | 6,480円 |
りきおは約6kgほどの重さだが、見る人見る人に「デカすぎ」と言われるので、できるだけ大きいサイズが良いだろうと判断した。実は以前に、夏用の「サマーにゃんガルーパーカー」も試してみたのだが、こちらでは少し小さかった。すっぽり収まっていたのでフィットしているように見えるが、猫がくつろぐには狭かったようだ。
また、製品ページを見ると、いきなりポケットに猫を誘っても入らないことがあるという。飼い主に甘える猫が、自然にポケットに入るのが望ましいが、使い始める前にポケット部分に猫のにおいをつけるなど、慣れさせておくと良いとのこと。
元々抱っこが嫌いな猫なので、いきなり入ってもらおうとしても厳しいことは予想していた。そこで、普段寝ているベッドにパーカーを置いて、りきおが来るのを待った。
りきおは、ベッドの上に無造作に服を置くとなぜかそこで寝る習性があるので、それを利用してみたのだ。案の定パーカーの上で寝る猫。ひとしきりにおいは付けられたので、人間が着たうえでポケットに入るか試してみた。
残念ながら進んで入ることはなく、抱っこして包んでみるとそのままいることがたまにあるくらいだった。ポケットに入ったときは、お腹にずっしりと重みがきて不思議な感覚がある。また、立った状態よりも座っているときの方が落ち着くようだ。抱っこして入れてもすぐに出てしまうことがあるので、そういうときは無理やり入れる必要はない。
先述のとおり、抱っこが好きな猫じゃないので進んでは入らなかったが、便利だったのは爪切りをするとき。普段さんざん嫌がるため、3人がかりで押さえて爪を切ることがあるが(やはり舐められてる……?)、にゃんガルーパーカーに入れると爪切りが楽になった。
というのも、爪を切るときは猫にハサミを見せないようにした方がよく、暴れて噛み付いてくることもあるため、顔を固定すると切りやすくなるからだ。そのときにこのパーカーに入っていると、空気の通り道を確保しながら顔まですっぽり包めるので、大人しくしてもらえた。
もちろん抱っこが好きな猫なら、飼い主がパーカーを着ていればそのまま入ってくれることもあるだろう。筆者も、いつかりきおが進んで入ってくれる日がくることを望みながら、このまま着続けて様子を見ていきたい。