やじうまミニレビュー

ナイキが誇る機能性に優れたロングセラー! 「エアズーム ペガサス33」の履き心地

〜走るライター南井正弘の「コレはホントにスグレモノ!」〜

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド! 28回目は、1982年から続く、ナイキのロングセラーシリーズを紹介しよう。

 毎シーズン、膨大な種類のランニングシューズがリリースされるが、厳しい競争を勝ち抜き、次シーズン以降も継続してシリーズ化されるのはほんの一部。シリーズが10シーズンも続けば、かなり長いほうだ。

 そんな中、シリーズ第33弾が発表されたのが、ナイキの「エアズーム ペガサス」。初心者からオリンピック金メダリストまで、優れた機能性に加え、あらゆるレベルのトレーニングに対応する点と買いやすいプライスが、魅力のシューズだ。

ナイキ「エアズーム ペガサス33」
メーカー名NIKE(ナイキ)
製品名エアズーム ペガサス33
購入場所ナイキ原宿
購入価格12,960円(税込)

 1982年に初代モデルが発表されたナイキのエア ペガサス。その名の通りナイキエアを内蔵したランニングシューズで、優れたクッション性をランナーに提供することで、高い人気を誇った。

 以降もシーズン毎に機能性の向上を図ったエア ペガサスは、2013年に記念すべき第30弾モデルを発表。歴代モデルをラインナップした限定パッケージを登場させるなど、ストリートシーンでも話題となった。

 そんなエア ペガサスシリーズの第33弾モデルが先日発表された。開発にはロンドンオリンピックの陸上競技男子5,000mと10,000mの二冠に輝いたモハメド・ファラーも携わり、本人も日々のトレーニングに愛用しているとのこと。

 実際に履いてみると、アッパーのフィッティングのよさを感じる。若干細い気もするが、窮屈な感じはない。今モデルからアウトソールパターンがスクエア(四角形)からヘキサゴン(六角形)へと変更され、グリップ性が向上。

アッパー中足部に採用されたフライワイヤー テクノロジーはフィット感のアップに貢献
アウトソールは前モデルからフルモデルチェンジ。パターンが四角形から六角形に変更され、グリップ性とクッション性が向上している

 またナイキのワッフルアウトソールの優位点として知られるのが、アスファルトやコンクリートのようなオンロードだけでなく、土や芝のようなオフロードでも高いグリップ性を発揮してくれる点だ。

 それからなんといっても忘れられないのが、反発性の高さ。前モデルの32、前々モデルの31も着用したが、そのいずれよりも推進力がある。今回ダブルでZOOM AIRを使用したことが反発性の向上に貢献していることは間違いなく、ナイキは「弾むようなライド感」「飛ぶような履き心地」という表現を使用しているが、それは決して大袈裟ではない。

反発性能に優れたズームエアを内蔵することで「飛ぶような履き心地」を実現している

南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。