家電製品ミニレビュー

セイエイ「らくらくスープ&豆乳つくり器」

~1台で、おかゆ、スープ、豆乳が作れる
by すずまり
セイエイ「らくらくスープ&豆乳つくり器」

 最近、胃腸の調子が良くない。症状を改善するためにも、なるべくなら胃に優しく、負担なく栄養を吸収できる食事がベストだ。

 胃に優しいといえば「おかゆ」や「スープ」である。タンパク質は焼肉系では消化力が問われるが、「豆乳」なら負担がない。さてどうしたものか……と悩んでいるときに、救世主のごとく目前に現れたのが、セイエイの「らくらくスープ&豆乳つくり器」である。


メーカーセイエイ
製品名らくらくスープ&豆乳つくり器
希望小売価格20,790円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格15,058円

 「らくらくスープ&豆乳つくり器」は、本体、コード、計量カップ、片手ざる、洗浄用スポンジ、一時置きトレー、レシピがセットになっており、材料と水を入れるだけで、おかゆ、スープ、豆乳、緑豆乳ができてしまうという製品だ。

 本体サイズは約230×175×285mm(幅×奥行き×高さ)で、一見ホームベーカリーを彷彿とさせる縦型スタイル。スイッチや回転刃がついた「ヘッド部」と、大きなバケツような「本体容器」という2つで構成されており、構造的にはシンプルだ。

セット一式本体正面本体側面

 「ヘッド部」の上部には「おかゆ」「スープ」「豆乳」「緑豆乳」という4つのスイッチボタンが配置されている。「緑豆乳」とは初めて見る名称だ。豆乳が大豆からつくられるのに対し、「緑豆乳」は「緑豆(リョクトウ)」が原料となる。簡単にいえば、もやしの種なのだが、そもそも「緑豆乳」はおろか、「緑豆」そのものの存在を意識している人はどれくらいいるのだろう? もしかするとかなり珍しい機能ではないだろうか。

 「ヘッド部」の下部には材料を加熱する「ヒーター」と、吹きこぼれを防ぐ「電極部」、水温を監視する「水温感知部」、そして材料を細かく砕くステンレス製の「回転刃」がついており、「回転刃」を囲むように「グラインドカップ」が取り付けられている。

 「本体容器」の容量は最大1,500mlで、内部の側面に1,300mlと1,500mlの目盛りがついている。側面にもハンドルがついているので、加熱調理後の材料を取り出すときは、ハンドルを持って注げるようになっている。

本体背面スイッチボタンヘッド部にはハンドルがついているが、通常はたたんでおける
ハンドルを立てた状態底面ヘッド部と本体容器を分離
ヘッド部はこの「一時起きトレー」に載せる本体容器の内部1,300mlと1,500mlの目盛りがついている

 おかゆから豆乳まで、作り方はいずれも同じ。「本体容器」に材料と水を入れて「ヘッド部」を「本体容器」に差し込んだら、本体外側のロック部で両者を固定し、作りたいメニューのスイッチボタンを押すだけだ。電源スイッチはついていないので、電源コードを挿して電源オン、スイッチボタンを押して、調理スタートという手順だ。すると材料が加熱され、柔らかくなった材料が「回転刃」によって細かく砕かれる。このミキシングの加減はモードによって異なるが、いずれも20分程度で終了する。スープやおかゆは味はそのまま食べられ、豆乳は付属の片手ザルで漉すと、豆乳ができ、残りがおからになるという具合である。

グラインドカップを外すと、回転刃が現れる回転刃片手ザル
豆の量をはかるのに使用する計量カップ洗浄用スポンジ。本体容器や、回転刃、ヒーターなどにこびりついたカスを洗うのに便利付属の料理ブック

 以下、らくらくスープ&豆乳つくり器で作った実例をご紹介しよう。なお、豆乳の効率的な漉し方や、豆乳から作った豆腐の例、生じたおからで作ったおかずも紹介している。

かぼちゃのスープ

 レシピを参考にしながら、かぼちゃ、にんじん、たまねぎを使って、かぼちゃのスープを作ってみた。すべての野菜をカットしたら、固形のスープの素とともに本体容器に入れ、水を1,300mlまたは1,500mlの線まで注ぐだけだ。完成したら、仕上げに牛乳大さじ3、バター5g、塩3つまみ、胡椒を適量入れ、味を調える。

 スイッチボタン押下後、6~7分もするとミキサーが稼働しだした。ミキサーの動作は、約30秒回転→約10秒停止→30秒ほど回転→(約1分間停止)→約36秒間回転→(10秒停止)→約36秒間回転→(10秒停止)→約36秒間回転という流れで、終了するまでの間、大きな音を立てて5回ミキシング(約168秒)された。

 かき混ぜてみると、かぼちゃや玉ねぎの一部が砕かれずに残ったままになっていた。カットが大胆すぎて、グラインドカップの内側に巻き込まれなかったのだろう。

料理ブックに紹介されていた材料材料をカットする(5mm角にすべきだったらしい。かぼちゃの5mm角はかなり大変そうだ)材料をすべて容器に入れる
1300mlの線まで水を入れる電源コードを取り付けたら、「スープ」を押す約20分後にスープ完成。グラインドカップを通らなかったとおぼしき野菜が残ってしまった
使用後のグラインドカップ等の状態スープそのものの味は上々


「かぼちゃのスープ」製造過程におけるミキシングの様子

 

小豆がゆ

 「おかゆ」で試したのは、小豆を使用した「小豆のおかゆ」である。小豆50gを一晩水につけ、お米150gと一緒に容器の中に入れ、水は1,300mlの線まで注いでいる。

 イメージしていたおかゆとは少々違ったが、ほっとする素朴な味だった。食べると体が温まる。季節柄熱いものはどうか、というときは、一旦鍋に移して冷やしてから、ちょっと砂糖を加えてみるといいだろう。小豆が入っていることもあり、おはぎのような和風の甘味に早変わりする。もともとお米の量としては1合分程度しかないため、カロリーも控えめ。小腹が空いたときにはオススメだ。

一晩水に浸した小豆と、お米を用意容器の中に小豆、お米を入れ、水を1,300mlまで注ぐ。1,300mlという量はひと家族分としては十分だが、シングル、もしくは二人暮らしではちょっと多い「おかゆ」のスイッチをいれ、約20分待つ。仕上げに塩を1つまみいれる
完成した「小豆がゆ」。ご飯の粒が意外としっかり残っているのが特徴本体容器内での保存はできないので、余った分は鍋に移すなどしたほうがよい
調理後のヒーターの状態容器内部の様子。ご飯が底の隅に固まっていた


完成した小豆がゆの様子

 

市販の乾燥大豆から豆乳を作る

 本機で豆乳を作るには、市販の乾燥大豆を使用する。1回に使う大豆の量は、付属の計量カップですりきり2杯分(160g)である。これをよく洗い、あらかじめ7~8時間水につけておく(冬は半日)。十分水を吸って戻ったのを確認したら、本体容器に入れ、内側の線のいずれかまで水を注ぎ、「豆乳」ボタンを押す。約20分後、アラームが鳴ったら処理は完了。付属の片手ざるでおからを濃しながら、液体だけ分離すると、熱々の豆乳が完成する。このできたての熱い豆乳ににがりを加えると、自家製豆腐ができるのである。

 ミキシングは、7分59秒目にまず約3秒間回転→(約1分12秒停止)→約38秒間回転→(約10秒停止)→約38秒間回転→(約13秒停止)→約38秒間回転、合計4回(117秒)行なわれた。かぼちゃのスープに比べると、1分程度短めになっているようだ。

 できあがった豆乳は、使用している水の量が多いためだろうが、市販の豆乳の独特の濃厚さとは違い、非常にさっぱりしている。豆乳の濃厚さが苦手でも、この豆乳なら飲めるという方がいるかもしれない。

付属の計量カップで乾燥大豆を2杯用意水に浸して一晩おく8時間以上浸した状態
大豆を本体容器の中へ。1300mlまたは1500ml線まで水を入れる「豆乳」スイッチを入れる約20分後の状態
使用後のグラインドカップの様子片手ざるで漉したあとの豆乳とおからおからはまだかなり水分を含んでいたので、ガーゼに移して絞ってみた
さらにこれだけの豆乳が絞れた1回で約1,000ml程度の豆乳が作れるようだ


完成から片手ざるによる濾過の様子まで

 

スープは完成まで約20分。時短調理が可能

 おかゆとスープといえば、以前vikuraの「スープメーカー」をレポートさせていただいた。「スープメーカー」が完成までに約30分かかるのに対し、「らくらくスープ&豆乳つくり器」は約20分と短時間でできあがる。完成までのスピードは「らくらくスープ&豆乳つくり器」に軍配が上がるが、仕上がりのなめらかさは「スープメーカー」に歩があるように感じた。

 「らくらくスープ&豆乳つくり器」では、回転刃の周りをグラインドカップが囲んでいるためか、「スープ」で、うっかり材料を粗めに刻んでしまうと、材料がそのままの形で残ることがあったのだ。5mm角に刻まなくてはならないようだが、食材によってはかなりの手間になる。味に支障はないが、切り方によっては、完全にクリーミーな状態にはなりにくいものもあるようだ。

 「おかゆ」の仕上がりは、全体的に粗めだった。じっくり煮込んで作る柔らかいおかゆとはちょっと違い、お米が具になったような、不思議な舌触りで、やや強引に思えなくもない。撹拌されるせいか、ご飯が容器の底の端に溜まってしまう点も気になった。

 一方で、「豆乳」は、想像以上に簡単にできたことに驚いた。自家製豆乳の作り方はいくつかあるようだが、概ね、水につけた大豆を少量の水とともにミキサーに入れてペースト状になるまで撹拌し、鍋で吹きこぼれないよう一煮立ちさせ、青臭さをとりのぞいたら、網やガーゼで漉すという手順になるようだ。「らくらくスープ&豆乳つくり器」の場合、スイッチを入れ、次にアラームが鳴ったときには、すでに漉すだけの状態だ。ミキサーと鍋の2つを使い分けずに済むし、その場を離れていられるので助かる。

 さらにその味は、かなり満足できるものだった。市販されている製品に比べて薄さは感じるものの、むしろクセがなく、サラサラしていて飲みやすい。一旦冷蔵庫で冷やしたものは当然のことながら、できたての熱々でも、抵抗なく飲めてしまった。

 「緑豆乳」は、その仕上がりと味に驚いた。まず、できたてがおかゆ状態なのだ。強引に漉してみたが、液体のイメージとは全く異なり、ドロドロだ。冷やすと、にがりを入れずとも固まり、煮こごりのような状態になる。「緑豆乳」は、むしろ漉さずに、そのままお醤油やポン酢などのお好きな調味料で味付けすれば、すぐいただける豆料理になると感じた。「緑豆」自体を味わうことが初めてだったのだが、こちらもクセのないさっぱりとしたおいしさで、まさに新鮮な出会いであった。

効率的な漉し方を考えてみた

 「らくらくスープ&豆乳つくり器」を使えば、簡単に豆乳がつくれるが、どうしても避けられないのは漉す作業だ。片手ザルを使うと1回分がギリギリ入るが、十分に搾り取ることはできない。試行錯誤の末、ザルにガーゼをかぶせてその中に流し込むと楽だと分かった。ちょうど「青大豆」なるものを見つけたので、青大豆の豆乳作りを例に、ご紹介しておこう。

 ちなみに、この青大豆の豆乳は、ほのかな枝豆風味。当然おからも砕いた枝豆の味がして、そのまま塩だけで食べても十分おいしかった。いろんな豆乳を作ってみようという気にさせてくれるのだ。

大豆なのに緑色のひたし豆こと「青大豆」一晩水につけてから、いつものように本体容器に入れ、線まで水を注ぐ完成直後の青大豆豆乳
ザルに調理用ガーゼを入れたらボウルに載せ、その中に豆乳を注ぐある程度漉せたら、ガーゼを丸めて、お玉などで圧力をかけると搾りやすい
青大豆の豆乳はやや緑色をしており、枝豆の味がする青大豆のおから。これがまた放っておけない味なのだ

緑豆の緑豆乳

 手順は大豆の豆乳と変わらない。カップ2杯分の緑豆を水に浸してから「らくらくスープ&豆乳つくり器」に入れ、水を注ぐ。あとは「緑豆乳」のスイッチを入れるだけだ。

 しかし、仕上がりは全く異なり、ドロドロである。片手ざるで漉そうとしたが、あまりに粘度が高いうえに、おからの粒が大きいためなかなか漉せない。そのままではらちが明かないと思い、普通のザルに移したところ、なんとか濾過できた。しかし、心地よく飲める状態ではないため、濾過しなくてもよかったかもしれない。

 緑豆乳のミキシングは7分33秒から始まり、約76秒回転→(約2分6秒停止)→約1秒回転→(約3秒停止)→約20秒回転→(約10秒停止)→約20秒回転→(約2分37秒停止)→約25秒回転の合計5回転(約142秒)という流れだった。豆乳よりはミキシング時間が長いようだ。

左上は青大豆、右上は大豆、下が緑豆。かなり粒が小さい水につけたばかりの緑豆一晩経過した緑豆。このまま放置すると、もやしになるらしい
片手ざるの目では漉しきれない目が粗めのザルに移した
混ぜながらでないと分離できない完成した緑豆乳(左)と、緑豆のおから(右)


できた緑豆乳に、にがりを入れて豆腐作りにチャレンジしようと思ったが、冷蔵しただけで固まってしまった

 

緑豆乳のカレー

 緑豆乳のあまりのとろみに、豆乳としてそのまま飲むのは厳しいと考えたが、そのとろみを使って鶏肉のカレーを作ってみた。すると、小麦粉もバターも使わずにとろみのあるカレーができた。これもかなりアレンジし甲斐のある食材かもしれない。

鶏肉をニンニクとオリーブオイルで炒め、塩胡椒したら、緑豆乳とおからを加えて、コンソメとともに煮込むカレー粉を加えて、味を調えたら完成
緑豆と鶏肉だけでとろみのあるカレーができてしまった冷蔵した緑豆乳はプルプルに固まった。甘くすればデザートに、出汁や醤油をかければおかずになりそうな食感だ

豆乳を使った料理

 緑豆乳のインパクトは強いが、ここで再び大豆の豆乳に戻ってみたい。「豆乳」ににがりを入れると豆腐になるのはご存じの通り。当然豆乳を作ったら豆腐も作ってみたくなるのだ。

 まずできたて熱々の豆乳200ml程度に、小さじ1杯の「にがり」を入れてよく混ぜてみた。すると、じわじわと塊ができていくのが分かった。そのまま粗熱が取れるまで放置してみたところ、雑炊のような豆腐ができていた。冷やしてからねぎ、生姜、だし醤油と一緒に食べてみたところ、手作り感あふれる豆腐が味わえた。

熱いうちに「にがり」を小さじ1杯入れて、そっと、だがしっかりかき混ぜる完成した豆腐。これを大量に集めて、固めることもできるらしいが、少々薄いかもしれない筆者はそのまま冷やしていただいた


絞りたての豆乳に「にがり」を混ぜただけの豆腐

 

 冷えた豆乳の場合は、「にがり」を入れてよく混ぜてから、電子レンジに入れてみた。600Wで1分程度加熱してからしばらく放置したところ、ちょっとそれらしさを醸し出した豆腐ができた。とても柔らかいので、胃が不調のときに良さそうだ。

 豆腐も作れるとして売られている豆乳に比べると、かなり濃度が低いと思われるため、しっかりとした固形の豆腐ができるわけではない。ゆるめの茶碗蒸しを食べているような食感ではあるが、これはこれで美味である。

冷えた豆乳に「にがり」をいれて、電子レンジで加熱するラップでかるく蓋をしてしばらく放置豆腐らしいものができていた

その他の豆乳メニュー

 無添加の自家製豆乳は痛みやすいので、できるだけ早く消費したほうがいい。もし余りそうなら、牛乳代わりに使うのも手だ。自家製豆乳とサケ、アサリのむき身、むきえび、じゃがいも、玉ねぎ、キャベツを使って「クラムチャウダー」を作ってみた。牛乳に比べるとクリーミーさには欠けるものの、これまたさっぱりとした新鮮なおいしさだった。

 牛乳代わりといえば、もっとも簡単なのはドリンクだろう。いつも牛乳で作るところのカフェラテを豆乳にしてみればいいのだ。「らくらくスープ&豆乳つくり器」の豆乳はクセが少ないので、インスタントコーヒーや砂糖などと合わせてもおいしく飲める。

豆乳を使ったクラムチャウダー。ルーは市販のクラムチャウダー用を使用している豆乳にインスタントコーヒーと砂糖を入れただけだが、結構おいしい

おからを使った料理

 「らくらくスープ&豆乳つくり器」でできるおからは、スーパーなどで買えるおからとはちょっと質が異なる。粒状感が残っていて味があり、豆を食べている感じがするのだ。サラダに添えてもいいし、出汁などとまぜて食べると、細かくした豆料理を食べている感じがして、食卓に1品追加できるレベルだ。青大豆のおからなどは枝豆風味で甘さがあり、実においしい。

 ただし、日頃からおからを食べる習慣がないと、大量に生じるおからを前に、途方に暮れてしまうかもしれない。しかし安心だ。付属の「やさしいスープと豆乳レシピ」には、あっという間に食べ切ってしまうようなメニューが結構あるのだ。

 たとえば、「おからとえんどうの卵とじ」などはアレンジし甲斐のあるメニューだろう。筆者はグリーンピース、おから、卵2個、めんつゆで作ってみたが、おからが存在を主張しないため、非常に食べやすかった。冷蔵庫の中にあるものと合わせやすいのもうれしい。

アレンジしやすい卵とじおからとグリーンピースをだし汁で煮る
ハムも加えて煮たら、溶き卵を入れて、半熟状態にそのまま食べてよし、ご飯にのせてよし

 もう1品、できたおからを一度に全部使えてしまいそうなメニューをご紹介しよう。「おからのハンバーグ」だ。これはおから、片栗粉、鶏がらスープの素、パン粉を中心に、刻みネギ、しそ、ごまなどをお好みでよく混ぜて、多めのごま油で焼いただけというシンプルな料理だが、これまた具にアレンジがきき、侮れないおいしさ。外はサクサクになるので、1つ、もう1つと手が伸びてしまうのだ。たくさん作っておきたくなるので、あっという間におからがなくなるというわけである。

材料を全部混ぜて形を整えたら、ごま油でこんがり焼く見た目は地味だが、おかずにもおつまみにもなる一品。油で揚げればナゲット風に言わなければ、材料の中心がおからだとは分からないかもしれない

胃に優しい料理の手助けに

 「おかゆ」と「スープ」の出来については、やや辛口になってしまったが、わずか20分というスピード調理ゆえの仕上がりという点を考慮すれば、健闘しているといえるだろう。1度に作れる量は最大1,500mlと大容量なので、まとまった量を短時間で一気に作れるという点にメリットを感じる方も多そうだ。「豆乳」や「緑豆乳」は作りたての無添加が味わえる。自家製にこだわりたい方や、さっぱり味が好みの方にはうってつけである。付属のレシピ集には様々な料理が紹介されているので、そちらもぜひご覧いただきたい。

 ただし、豆乳の濃度を調整したいという理由で、カップ2杯以上の大豆を入れる、または本体容器の下の線以下の水分量にするといった行為は、大豆タンパクがヒーターにこびりつく原因となるため、お勧めできないとのことだ。分量は守ろう。

 使い終わったヘッド部と本体容器は、速やかに水につけるか、付属のスポンジで洗ったほうがいいだろう。うっかり乾燥させてしまうと、カスがこびりついて、洗いにくくなるためだ。ボタンや電源ケーブルの差込口があるため、さすがにヘッド部全体を水洗いすることはできないが、ヒーターや温度計を含めた金属部分は水で洗える。油を使わない分、水と付属のスポンジだけで簡単に落とせるので安心だ。

 また、ミキシングが始まると、音としては決して静かとは言い難い。音がするのは限られた時間だが、使用する時間を選んだほうがいいかもしれない。慣れてくると、炊飯器やホームベーカリーに近い感覚で扱える。上手に活用して、健康に役立てよう。






2011年8月4日 00:00