家電製品ミニレビュー

2種類のアイスが同時に作れる「デュアルアイスクリームメーカー」の満足度は2倍以上!

 夏になると食べたくなるもの。アイスクリームだよ! 夏めいてきた今日この頃、イデアインターナショナルの「BRUNO デュアルアイスクリームメーカー」を使ってみた! デュアルという名前の通り、同時に2種類のアイスクリームが作れてしまうアイスクリームメーカーなのだ!

BRUNO デュアルアイスクリームメーカー
メーカー名イデアインターナショナル
製品名デュアルアイスクリームメーカー
実売価格6,264円

 BRUNOブランドと言えば、見た目もオシャレなホットプレートが有名だが、このアイスクリームメーカーも見た目からすごくかわいい!

 本体には、2種類のアイスクリームを同時に作るためのカップと羽根が2つずつ付属している。容器はあらかじめ冷凍庫で8時間以上冷やして使う。カップ1つ1つが結構大きく、冷凍庫に入れる際も結構な場所を確保する必要がある。冷凍食品や作り置きなどを多く入れている我が家では、最初の難関は場所の確保だった。

カップは大きめ。隣は200ccのお茶が入ったグラス
カップは予め冷凍庫で冷やしておく
カップに小さな溝があり、そこにこの羽を入れて蓋をする

 実はアイスクリームメーカーを使うのは初めてだ。まずは基本的なレシピから挑戦したい! と思ったら、本体の説明書は付いているものの、レシピなどが書いてあるものは何も付属されていない。いきなり大海原に放り投げられたような気分だ(笑)。

 「基本のバニラアイスレシピ」くらいのリーフレットでも入っていると親切だなぁと思いながら、レシピサイトで調べる。生クリームと卵と砂糖がアイスクリームの基本的な材料で、そこにバニラエッセンスを加えたらバニラアイスに、チョコレートソースなどを加えたらフレーバーアイスができそうだ。

 夫に「何アイスが食べたい?」と聞いたら「うーん、バニラアイスかな。あーでもチョコレートアイスも美味しいよね」みたいな反応。期待通りの反応に「その反応を待っておりました」なぁんて言いながら、私が食べたかったミントチョコ入りのアイスクリームを同時に作ることに。2種類食べられるって嬉しい!

楽しみすぎて色々買い込んでしまった(笑)

 あと、夫は濃厚なバニラアイスが好きだけれど、私は少しさっぱりしたくらいが好き。なので両方バニラにする場合は、片方は生クリームを少なめにして代わりにヨーグルトを入れる。そうすることでちょっとフローズンヨーグルトっぽくなって私は好み! こういうカスタマイズができるのも嬉しい。

 冷やしたカップをセットして、羽根を付けてからカバーを上からかぶせる。ロックダイヤルを回してロックをかけてから、スイッチオン。ウーィーンと、ゆっくりとしたモーター音と共に羽根が回り始める。材料は回転がスタートしてから入れる。先に入れてしまうと、羽根で撹拌する前にカップに触れている部分が固まってしまい、ふわっと空気の入った滑らかなアイスクリームが出来ないからだ。トッピングのチョコチップもこの材料投入口から入れる。

 1カップ200mlまでなのだが、材料を入れた時点ではカップの半分にも満たないくらいで、もっと入れても良さそうな気がするが、空気を含みながらかき混ぜていくと、ふんわりと固まりながら容量が増えていくのでMAX容量は必ず守ろう。

スタートしてから材料を入れる

 材料を投入して5分程経つと、固まりながら容量が増え始める。10分位で「もうアイスクリームになったんじゃない?」と思うけれどよく見るとまだまだ緩い。15分で「もういいっか」という気分になるけれど、そこをもう少し我慢して20分くらいが丁度いい。出来立てのアイスクリームをお皿に盛ると、バニラアイスの方は早速溶け出す。トッピングを何も入れない方が気持ち緩い仕上がりになる。

5分経過
10分経過
15分経過
20分経過。完成!

 シンプルな材料だけで、かの高級アイスにも引けを取らないくらいの美味しさに仕上がって感動する! スプーンがすっと入っていく滑らかで柔らかな食感が好きな人は出来立てが断然オススメ。固めのアイスクリームが好きな人は出来上がったアイスクリームを一度冷凍庫に入れて完全に固めて食べると良い。1度に結構な量ができるので、半分出来立てを、残り半分を後で食べるという、デュアル×デュアルな食べ方が一番使えそうではあります。

 ミントチョコを刻んで入れた何ちゃってチョコミントアイス。普通チョコミントアイスはミントリキュールを入れたりするようだが、ミントチョコを刻んで入れるだけでめちゃくちゃ美味しかった。細かく切ったチョコの粒感がパリパリの食感になって、最高の出来栄えだ。

 アイスクリームメーカーを使わず、全部自分でアイスクリームを作るときは、生クリームを泡立てたり、数時間に1度書き混ぜたりしなければいけない。しかし、アイスクリームメーカーを使えば、事前にカップを冷やしておけば、材料を混ぜて入れるだけでふわっと滑らかなアイスクリームが20分で出来るので、ものっすごく手軽だ。

トッピングを入れている方が固い仕上がりになる
お皿にすくっていただきます!

 アイスクリームだけではなく、100%ジュースを使ってシャーベットも作れる。作り方はアイスクリームと同じ。スイッチを入れてジュースを入れるだけ。ウェルチなどの濃いめのジュースがシャーベット向き。我が家にはちょうど、いただき物のメロンがあったので、ジュースも絞って作ってみた。まさしく100%のフレッシュジュース! それをシャーベットにするなんて、おいしくない訳がない!

 そして、せっかく2種類作れるデュアルアイスクリームメーカーだ。シャーベットも2種類作ることに。1つは果汁のみのストレートシャーベット。もう1つはヨーグルトとカルピスを一緒に入れたカルピスメロンシャーベット。

 果汁だけのシャーベットはちょっと固まりづらい。一方カルピス&ヨーグルト入りの方は、さっさと固まって、撹拌ではなく全部一緒にぐるぐる回るような状態になった。それでも20分もするとどちらもばっちりシャーベットになった。早速食べてみると、思わず「わーお!」と叫んでしまうほど美味しい! 絶対に美味しいとは思っていたけれど、予想以上の期待以上だった!

ジュースを入れて20分。シャーベットの出来上がり
極上果汁100%シャーベット。叫ぶ程美味しかった!

 アイスクリームメーカー初体験だったが、これは感動体験だった。スイッチ一つ押すと20分で美味しいアイスクリームができるし、トッピングを考えて行くと無限にレシピは広がる。1人暮らしの場合は、冷凍庫のスペースを考えるとカップが大きすぎるかもしれない。2人以上の家庭では、2種類のアイスをシェアしながら同時に食べられるので、贅沢感もあり満足度は2倍以上。何が入っているかはっきりと分かる手作りアイスは子供のおやつにも最適だ。

 カバーと電源ユニットも取り外しができるので、カバーを水洗いできて、お手入れも非常に楽。見た目もとても可愛いので、使用頻度の高い夏場はダイニングに出したままでも良いかもしれない。アイスクリームを週に2度くらいの頻度で買っているようなご家庭であれば、アイスクリームメーカーはこの夏買いのアイテムだと心底思ったのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。