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アイスクリームから冷製パスタまで! 冷やしながら混ぜる「フリージング・クッカー」でほったらかし調理
2017年5月12日 16:44
ハイアールジャパンセールスは、予冷なしで使える家庭用アイスクリームメーカー「IceDeli(アイスデリ)」のメディア向け試食会を開催した。仕上がり6段階調節の「IceDeli Plus(プラス) JL-ICM720A」と、2段階調節の「JL-ICM710A」をラインナップしており、5月15日より順次販売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、19,800円、16,800円(税抜)。
ペルチェ冷却方式(電子冷却)を採用した家庭用アイスクリームメーカー。事前に冷却ポットを冷やしておく必要がある一般的なアイスクリームメーカーと異なり、予冷の手間がなく材料を冷やしながら混ぜられる点が特徴。
庫内容量は約700mlで、カップアイス(110ml)約6個分が一度に作れる。「かため/やわらかめ」など仕上がりを調節でき、アイスクリームだけでなく冷製スープやジュレなども調理可能。幅広いメニューに対応し、“フリージング・クッカー”として使えるという。
冷やす調理家電は日本市場にあまりない。冷蔵庫やワインクーラーで培った技術で開発
ハイアールジャパンセールス 商品企画部 部長 森脇 利行氏は、製品の開発背景について以下のように語った。
「ハイアールは、冷蔵庫や洗濯機など生活に欠かせない商品を作っています。これからはそれだけでなく、生活を豊かにする家電を開発したいと思いました。その中で、冷蔵庫やワインクーラーで培ったペルチェ冷却装置を用いて何かできないかと考え、アイスクリームメーカーの製品化に至りました。焼く・温めるといった調理家電は多いですが、冷やす調理家電はなかなかありません。日本市場で見たことのない製品として、アイスデリを投入します」
本体には回転ブレードを備えており、材料を入れて電源をオンにしたら回転ブレードが動き続け、冷やしながら混ぜてくれるという。連続撹はんして空気を取り込むため、なめらかなアイスクリームになるとしている。材料の温度によるが、運転時間は約40~120分でほったらかしにしておける。
仕上がりを6段階に調節できる「アイスデリ プラス JL-ICM720A」では、「かため/やわらか/シャーベット/フローズン/ジュレ/冷スープ」から選択可能。かため~フローズンは凍らせる温度帯で、ジュレは約0℃、冷スープは約5℃の冷やす温度帯としている。2段階調節の「JL-ICM710A」は「かため/やわらか」から選択可能。
いずれも本体サイズは、185×265×238mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.5kg。消費電力は90W。使用環境温度は30℃以下。カラーは、JL-ICM720Aがベージュ、JL-ICM710Aがホワイト。
トマトジュレで冷製パスタがさらにひんやり! マロンさんがレシピ提案
会場には、フードスタイリストのマロンさんが登場し、アイスデリを使った料理を紹介。バニラアイスやいちごミルクアイスなどのスイーツから、冷製パスタのジュレ添え、アイスクリーム状のサラダドレッシングまで、さまざまなメニューを披露した。
アイスデリを使ったマロンさんは、「アイスクリームメーカーはこれまでにも使ったことがありますが、このアイスデリは予冷の必要がないのが良かったです。冷凍庫の場所も取らないので便利ですね。材料を入れておけばほったらかしておけるので、とても使いやすいです」と話した。
冷製パスタに添えるトマトジュレは、ゼラチンを使って調理。あらかじめ作られていた冷製パスタに、ジュレをのせていただいた。冷たいパスタよりもさらにひんやりとしたジュレは口当たりがよく、暑い夏にぴったりな味わいだ。ジュレを冷やすことで、冷製パスタの冷たい状態がキープしやすくなっていた。
また、アイスクリーム状のサラダドレッシングは、コブサラダに合う酸味のきいたソースを用意。玉ねぎのみじんぎりやトマトケチャップ、お酢などを混ぜてアイスデリにセット。コツとして、とろっとするまで泡立てた生クリームを使うのがオススメだという。冷やしたときにアイスクリームのように舌触りがなめらかになり、冷たい夏向きのソースができあがるとした。
「今回紹介したメニュー以外にも、日本酒をシャーベット状にするのもオススメです。オシャレに仕上がります」(マロンさん)