ぷーこの家電日記

第156回

和風パンケーキ? ホットプレートでどら焼きが楽しい!

 先日夫が仕事先でどら焼きをもらって帰ってきた。文明堂の「三笠山」という、とっても美味しいどら焼きだ。そして、夕飯を食べた後、夫が「コーヒーでいい?」なぁんていそいそとお茶の準備を始めた。

 一緒に美味しいどら焼きを食べていると、「どら焼きって一番好きなお菓子なんだよねぇ〜」と、本当にうっとりした様子でカミングアウト。そんなに好きだなんてちっとも知らなかった! その嬉しそうにどら焼きを食べる姿に、「某アニメのどら焼き大好きな主人公に似ている……」と心の中で思ってしまった(笑)。

 普段はお菓子を買うことも作ることも少ない我が家。頂き物のお菓子があっても、「1つまでよ!」とか「夜遅いから明日食べなよ!」などと、太ることを気にして、つい小言っぽく言っちゃうんだけれど、ここまでどら焼きにデレデレな様子を見ていると、たまには我慢せずに好きなだけ食べちゃうか! と思って、「じゃぁ、ホットプレートでどら焼き作ろうか?」と聞くと、「マジで? 作る! 食べる!」と大喜び。わかりやすいな!

 私が生クリームをそんなに好きじゃないので、生クリームたっぷりのパンケーキなどには全く興味がないし、食べたいと思わないけれど、和菓子は好きだからどら焼きはいいかも!

 生地はパンケーキと似ているけれど、蜂蜜やみりんを入れる。それだけで和な感じがする。ベーキングパウダーよりも重曹の方がいいのだけれど、今回はベーキングパウダーで代用することに。

 ホットプレートで何かを作ると、なぜか一気にパーティー気分になる。ホットプレートにはワクワクする何かが潜んでいる気がする。「特製巨大どら焼きも作れるよ!」と言ったけれど、あの手のひらサイズの普通の大きさのどら焼きがベストサイズなんだと、どら焼き好きは言っていた。

 私は通常のどら焼きもいいのだけれど、大の栗好きなので餡子の他に大好きなマロンペーストと栗の渋皮煮も買ってきた。餡子と栗の相性も最高に好きなのだ!

 いざ生地をホットプレートに流し込む。見た目は思い切りパンケーキだ。挟むために同じ大きさに流し込むのが難しい。ちょっと大きさがズレたから小さな方にもう少し生地を流し込む……。なぁんてしてたらどんどん大きくなっちゃうので、多少の誤差は気にしない!

 焼きあがったら、温かいうちに餡子や好みでマロンペーストと栗を挟んで完成! 餡子はたっぷり入れちゃうぞ!

 これで完成なんだけれど、せっかくなのでここでもうひと工夫。焼きあがったどら焼きに焼印を押すことに。家に焼印はないのだけれど、ふつうの針金をペンチで好きな形にねじるだけで、簡易焼印ができるのです。

 その針金をガスコンロで熱してから出来上がったどら焼きにじゅぅ〜。オリジナル感が出て、とっても楽しい! 色んな形を作れる。シンプルに。

 幾つかの針金焼印を組み合わせてこんなどら焼きも(笑)。本人も大ウケの大喜びでした。100均で買った針金だったけど、100円で相当遊べるなぁと。普通のどら焼きが楽しいどら焼きになったのです。写真はちょっとシュールだけど。

 どら焼きだけじゃなくて、パンや卵焼きなんかにじゅ〜っとするだけで、カフェっぽいご飯に変身するので、針金焼印は結構使える。火傷にだけは注意!!

 そんなこんなで、家でどら焼きを作ったけれど、私は1個で十分だった! 夫も2個で一旦手が止まっておりました(笑)。余ったどら焼きはラップに包んで冷凍保存。これでいつでも大好きなどら焼きが食べられる! と喜んでおりました。

 あまり甘党でない私は、結局はホットプレートで箸巻きを作って食べちゃった。箸巻きって福岡ではお祭りの出店で定番だったけれど、関東では全く見ない! チープな感じの薄いお好み焼きを割り箸でクルクル巻いた食べ物で、今も時々食べたくなっちゃう味! 今度は友達も呼んでホットプレートで色々焼く会をしたいなーと思っているのです。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。