941のイクメン徒然
第163回
兜や鎧の役割は!? じっくり選んだ五月人形に息子も大喜び
2017年3月16日 07:30
まいどどうも! くしいです。
「お父さん見て見て!」と娘が言うので振り返ったら思いっきりアッチョンブリケをしていて「え! アッチョンブリケ知ってんの!?」と聞いてみたら知らないとのこと。手塚治虫の観察眼てのはすごいもんですね。
さてさて、息子の初節句を控え五月人形の購入をどうしようか検討をしましてね。地域によっても違うようですが、父親の実家で買ったり母親の実家で買ったりと様々なようです。我が家は娘の雛人形を父親(私)の両親が買ってくれたので、息子の五月人形は母親の両親に買ってもらうことに。
何がいいのかさっぱりわからないし、好きな武将とかもいないし(最近は武将をイメージしたものが主流らしい)よくわからんので早速下見だ! と人形を扱うお店が沢山ある浅草橋へ義父母と行ってみた。最大手の人形店へ勢いよく行ってみたところ、雛祭り前の2月末だったこともあって「まだ五月人形はほとんど無いですよ」と言われる始末。悲しい。
じゃあまた日を改めますかね、となったけれどいちおう他にも人形店はあるので様子を見てみることにしたところ、わんさかありましたよ五月人形。まさに売るほど、多種多様なものがありました。大手のブランドにこだわらなければ選び放題。こりゃいいですね。
さっそく店員さんに五月人形を選ぶポイントを教えてもらったんですが
・色は総大将は赤とされている(諸説あり)ので人気がある
・値段の違いは素材のよさと人形師の腕
・金具のメッキ部分のクオリティ
・装飾品の種別(後ろの屏風、台の装飾など)
・前垂れは1つになっているものがよい(3つに分かれているものもある)
などなど、確認するポイントは沢山あるらしい。最後は予算と好みとのこと。そりゃそうだ。
兜と鎧と一式とあるけど「長男は家を継ぐので全身を守る鎧」「次男以降は頭さえ守っときゃいいだろってことで兜」みたいな話もあるらしい。参考までに「三男以降は穀潰し」だそうです。どうも、三男です。って、そういえばまったく意識したことがなかったけど息子は長男だった。長男てのはすごいんだなあ。
で、我が家は結局「置き場所はあまり広く取れないのでコンパクトにしたいけど、基本的にはお義父さんの好きなものにしましょう!」と財務省におまかせすることに。結果的にとっても立派な鎧になりました。ありがたや。
そして届きましたよ! 大安の日に!(必ず大安を指定するんだそう)
写真には撮ってませんけど、これ白手袋も付いてきます。金属部分は手の脂とかがつくとサビの原因になりますから慎重にやらないと。3月の下旬くらいから飾り始めるのがいいらしいですが、早いぶんにはOKだし通年飾ってることもあるそうなので早速セット開始。
というわけで、かれこれ30分組み立ててやっとこさ完成……。
ちなみに刀は鞘を下にして飾ってしまってますが、本当は上にするのが正解だそうなのですぐに修正。これは、戦が無い時などはこのようにして置いておくほうが安定しているため「平和を願う」というメッセージも込められているんだとか。深いね……。
最近では海外の方へのお土産に兜を買う人も増えているそう。実際みてみると兜単品とか滅茶苦茶カッコいいので気持ちはよくわかる。むしろ自分用にと用意されていた兜があまり好きじゃなかったので、自分のために買いたいなぁとも少し思ったり。兜や鎧は人生で一度の買い物なので、じっくり考えるとよさそうです。
というわけで、五月人形選びの参考になれば幸いです。