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油いらずのカラットフライヤーをレビュー。ヘルシーなだけじゃなく片付け楽々、時短にも
- 提供:
- 株式会社オークローンマーケティング
2023年12月1日 08:00
油を使わずに揚げ物調理ができるノンフライヤーが日本で登場したのは2013年頃。存在そのものはある程度知られているが、実際に使っている人はまだそれほど多くないという調理家電だ。
テレビショッピングやネット通販で知られるショップジャパンから 「カラットフライヤー」を借りることができた。いろいろと使ってその実力を試してみることで、新しい発見もあったのでお伝えしたい。
揚げ油を使わないからヘルシーというけど、どの程度ヘルシーなのか、実際に“ちゃんとした揚げ物”になるのか、冷凍食品はきちんと揚がるのか、揚げ物は手間がかかるけどそれより簡単? など、疑問に思っていたことを徹底的にチェックしてみた。
油を使わずに調理できるから食感も軽い
カラットフライヤーが油を使わずに揚げ物ができる理由は、ヒーターで加熱した熱風をファンで循環させて、食材の油分を加熱して調理するから。調理家電をよく使う人には「コンベクションオーブンと同じ構造」と説明するとわかりやすいだろう。
カラットフライヤーは1,400Wで最高200℃の熱風が出せる。発生させた熱を「ウィンドキャッチャー」というファン構造で本体中央まで熱風として行き渡らせ、ムラなく均一な加熱を実現しているわけだ。価格は10,990円。家電量販店ではヨドバシカメラ、ヤマダデンキ、エディオン、上新電機などで購入できる(12/8時点)。
本体サイズは270×335×315mm(幅×奥行き×高さ)で、オーブンレンジやトースターなどに比べると、置いたときの幅がとてもコンパクト。キッチンのちょっとしたスペースにも置きやすいサイズになっている。重量は約4kg。
使い方は簡単で、設定するダイヤルは温度と加熱時間だけとシンプル。あとは調理したい食材を入れるだけでいい。工程としては、 1.食材を入れる→2.調理を始める→3.お皿などに盛り付ける の3ステップだ。
実際に鶏もも肉で、ノンフライ唐揚げを作ってみた。説明書に記載してあったレシピに従って調理している。
はじめに鶏もも肉を一口大に切って、調味料(しょうが、にんにく、しょうゆ、みりん)を揉み込んで、冷蔵庫で15分以上おく。加熱する20分前に冷蔵庫から出して、粉を振ってなじませ、その間に本機を予熱しておく(180℃で3~4分)。
あとは食材を入れるバスケットに鶏肉を並べて、温度と時間を設定(180℃で8分)するだけだ。
できたノンフライ唐揚げは表面がカリッとして、中はジューシーな仕上がり。これが油を使っていないのに作れる。
今度は市販の唐揚げ粉を使って、同じくノンフライ唐揚げを作ってみた。下味をつける必要がなく手軽に作れる。味は使用する粉で決まってしまうので、細かい調節はできないものの、かなり短い時間で一品作れる手軽さだ。
つぎに冷凍のポテトフライを作ってみた。冷凍食品でも作り方は同じ。取扱説明書にのっとって、200℃で10分の加熱をしている。できあがったポテトフライに塩をまぶして食べてみた。
できあがりは、油で揚げて作ったものと変わらないくらい、カラッと仕上がっている。油を含まない分、食べたときに軽く感じられた。レシピ通りに作ったノンフライ唐揚げでも感じていたが、食感が軽く、あとで胃もたれがしにくいように思う。これは子供世代では感じなかったことかもしれないが、一定の年齢を重ねた大人世代では、けっこう大きなメリットかもしれない。
ショップジャパンの公式サイトによれば、エビフライだと油で揚げた場合に比べて脂肪分を約90%カットできる(エビフライ100g当たりの脂質、酸分解法で脂質を抽出測定し比較。食材により脂質量は異なる)とのことだ。
また普段の揚げ物調理と違った点は、キッチンが汚れないことだ。揚げ物をするとどうしても油が飛び跳ねて、キッチン周りが油で汚れ、油臭さも漂う。カラットフライヤーを使うことでそうした面倒がないのはうれしい。
忙しい人には「温め直し」が便利
普段はあまり時間をかけて料理できない人にもうれしいのが、スーパーなどで買った惣菜の「温め直し」ができること。普通は、揚げ物の温め直しを上手にするのは意外に難易度が高く、電子レンジではべたっとしてしまうし、トースターでは焦げてしまうことがある。
カラットフライヤーはファンで熱を均一にあてるので、焦げたりせずに温め直しができる。スーパーで購入してきた惣菜のコロッケの温め直しには、150℃で8分程度の加熱を行なった。
揚げ物以外を調理してみる
カラットフライヤーが得意なのは、揚げ物だけではない。いろいろな調理ができるので、用途が広く使いやすい。揚げ物以外の調理もいろいろやってみた。
豚バラの野菜巻き
まず説明書にも記載されていた「豚バラの野菜巻き」を作ってみた。
豚バラ肉を縦に並べ、こしょうをかけて野菜を並べて巻く。野菜はなんでもいいようだが、今回はパプリカとアスパラを入れてみた。巻いた肉に市販の焼き肉のタレを塗って、180℃で15分加熱する。
表面の肉はカリッとしながらも、中の野菜はしっとりジューシーに仕上がった。焼き肉のタレを使うので簡単だし、かなりおいしい。おかずにもなるし、おつまみにもなる。
冷凍からそのまま作れる焼き鮭。魚焼きグリルより掃除も楽
冷凍してあった塩鮭を焼いてみた。先ほどの冷凍ポテトフライのレシピと同じように200℃にして、とりあえず8分ほどで焼いてみた。
ガス台にある一般的な魚焼きグリルだと使った後の清掃が面倒なので、これで魚が焼けるのは、かなりうれしい。バスケットでは一度に2切れ調理できた。
焼き上がった鮭は、冷凍だったものでもしっかり火が通っていた。外側の皮はパリっとしていながら、中の身はふっくらと焼き上がり、おいしくできあがっていた。魚焼きグリルと変わらぬ仕上がりだと感じた。
焼きイモもほっくり&しっとり
サツマイモをアルミホイルに巻いて180℃で30分焼いてみた。時間になったら爪楊枝で刺してみて、焼き具合を確認してみる。けっこうしっかり焼けたイモのほうが好みなので、芋をひっくり返して、さらに30分焼いてみた。
ホイルを外して割ってみると、ほっくりしっとりでよい焼き加減だった。時間はかかったものの、スイッチを入れておまかせなので面倒はない。子供向けのちょっとしたおやつなどに最適だと思う。
朝のトーストもムラなく短時間で
コンベクションオーブンと同じ仕組みなので、トーストも焼ける。食パンを入れて、200℃で3~4分を目安に焼いてみた。
ファンで熱風を循環させるので、焼き色が全面に均等についた。裏側には焼き色はつかないのだが、カリッとした焼き上がりになっていた。短時間で焼き上げているので、中身はもちっと、しっとりしている。
同時に焼き上げられる枚数は少ないものの、短時間なので順番に焼いてもさほど手間ではなさそう。公式サイトによるとベーコンや卵などと一緒に焼いて、朝食を一度に作るといった使い方もあり、一人暮らしや少人数世帯には特に役立ちそうだ。
作った後も手入れが簡単! 火を使わなくて安心
本機を使ってみて感じたことは、とにかく手入れが楽なことだ。まず油を使わないので、キッチンが汚れない。ノンフライ唐揚げを作るだけでも食材から出た油がバスケットにたまるため、それを捨てるだけ。どれだけ油がカットできたかを、目でも分かりやすい。
バスケットはフッ素加工になっているので、そうした油汚れも簡単に拭き取ったり洗い流せたりする。食材の焦げ付きもない。このあたりの処理が非常に楽だ。
朝の弁当作りに活躍。健康だけでなく家事を楽にしたい人にも
普段の料理に使ってみたところ、いろいろな調理に活用できて、単に揚げ物を快適に作れる調理家電ではないところもメリットとして実感できた。
使い勝手の部分では、スイッチを入れたらおまかせなので、火のそばについていなくても済むのがありがたい。火についての心配がある高齢者層や、小さな子供のいる家庭にはかなり有益な家電だろう。
筆者は子供の弁当をいつも作っていて、弁当作りにもとても便利だと感じた。朝の時間がないときに、揚げ物をするのはけっこうな負担なのだが、本機を使えば時間が有効活用できる。さらに掃除も楽で、キッチンも汚れないというのも魅力だ。
一般的にノンフライヤーというと、健康を気にしている人が使うもののように思われているが、カラットフライヤーは、健康面だけでなく、手軽さや、便利さを向上させる多用途な調理家電だと感じられた。手軽にいろいろな料理をしたい人も、忙しくて料理の時間がない人にも、家事の時短ができる便利で多機能な調理家電として活用できそうだ。
(提供:株式会社オークローンマーケティング)