トピック
e-bike×マツダ「CX-5」で親子の冒険旅へ。自転車に乗り始めた息子に特別な体験を
- 提供:
- ボッシュ/マツダ
2022年2月21日 08:00
この2年で旅のスタイルが大きく変わった。人気が急伸したのがキャンプなどのアウトドアアクティビティ。密を避けるという意味もあるが、家族で自然と触れ合えるのが人気の理由だろう。最近では“自宅キャンプ”を楽しむ人も増えているように、身近で非日常感を味わえるのもポイントだ。
ほかにも自転車や釣り、夏ならSUPなどのマリン系も人気となった。アウトドアアクティビティは豊富なので、新しい趣味や旅のスタイルを検討している人も多いことだろう。そんな候補のひとつとしてオススメしたいのがe-bikeだ。大人の乗り物のイメージはあるが、実は家族とともに楽しめるアクティビティでもある。ぜひ体験してほしい新しく楽しい旅のスタイルを紹介したい。
e-bike×SUVで親子旅
今回のテーマは親子旅。体験してもらったのは、ストライダーを卒業し自転車に乗れるようになった4歳の息子を持つ父親の川口さんだ。自転車は近所でも楽しめる乗り物だが、乗り始めて楽しさを知った今だからこそ忘れられないような特別な体験をさせてあげたいという思いから、冒険感溢れる親子旅へ出かけることにした。
e-bikeをいち早く購入したオーナーでもある川口さん。もともとはMTB(マウンテンバイク)を楽しんでいたが、交通事故による膝の怪我で一時は断念。そこに登場したe-MTB(e-bikeのマウンテンバイク)であるトレック「Rail 9.7」を購入し、再び趣味を取り戻すことができた。
ちなみに、e-bikeとはスポーツタイプのドライブユニット(モーター)を搭載する電動アシスト自転車のこと。普通の電動アシスト自転車と異なり、緻密なアシスト制御が可能なので、本格的なスポーツライディングができる。大人向けの乗り物ではあるが、工夫次第では家族や子供と一緒に楽しめる。
とはいえ、息子さんの蒼悟(そうご)くんはまだ4歳。自転車に乗れるようになったばかりなので、自宅から自転車で出かけるのは現実的ではない。クルマで移動しながら、走れそうなポイントを選んで巡ることに。
そこで今回の旅のパートナーに選んだのがマツダの新型SUV「CX-5 Field Journey(以下、CX-5)」。アウトドアイメージのエクステリアとオフロードも安心して走行できる性能を持っているので、都会を抜け出して冒険旅を楽しむにはもってこいのモデルだ。
地球の歴史を感じるエリアでe-bikeライド
目的地に選んだのは千葉県の銚子市。地域全体が大地を楽しむジオパークになっているエリアだ。関東平野がまだ海だった約2億年前のジュラ紀から地表に現れていた地域で、北からの寒流と南からの黒潮が交わる場所でもある。初めて訪れる場所だというが、子供と一緒に自然を楽しむにはうってつけの場所だろう。
砂浜でも問題なく走れてしまう「CX-5」の走破性に川口さんも驚いていたが、もっと驚いたのがe-MTBの走破能力。普通ならタイヤが砂に埋まってしまうようなシーンでも、アシストがパワフルなので後輪を少し空転させながらも進んで行ってくれる。普通のMTBなら、硬い路面を選んで走るところが、砂の深い場所にわざと入って行きたくなる走破性だ。
「CX-5」にたっぷり荷物を積んできたが、子供の着替えを忘れてホテルに一度戻る。気を取り直して次のポイントへ向かう。犬吠埼の灯台は自分の足で上って海を見渡すことができる。黒潮のおかげで冬でも寒すぎないのもポイントだ(それでも風は強かったが……)。
ランチの様子を見てると次の目的地までに子供の電池切れになりそうな気がしたので、ここからは自転車からサイクルトレーラーへチェンジ。シートポストに接続できるタイプで、子供もペダルを漕げるので一緒に走っている感覚を味わえる。普通の自転車に接続すると重くなってしまうが、アシストのあるe-bikeなら上り坂も問題なく走ることが可能。e-bikeならではの走行スタイルといえるだろう。
朝からテンション高めで遊びまくっていたこともあり、蒼悟くんは案の定走っているうちに夢の中へ。周辺を散策しながら、次の目的地に向かうことに。このスタイルで走っていると、「あら、寝ちゃったの」と多くの人に声をかけられる。クルマの少ない道を選んで走っていたら、遠くに海を見渡せる思わぬ絶景ロードに出会うこともできた。クルマだけでは出会えない、こういう景色に遭遇できるのもe-bikeの魅力だ。
帰り道では、運良くこの地域を走るローカル線・銚子電鉄の電車にも遭遇。1時間に2回(それも同じ電車の往復)しか出会える機会のない電車で、途中で立ち寄った時は夢の中だったこともあり、どうせならと終点の犬吠駅~外川駅までe-bikeで追いかけてみる。
いろいろと予定外のことは発生したが、それもe-bikeを使った冒険旅ならでは。灯台のふもとにある駐車場に戻ってきてからも、2人は海に向かって石を投げたりと遊んでいた。力いっぱい楽しんだ。帰りは静かで快適なクルージングの「CX-5」車内で蒼悟くんは撃沈。猫と戯れた夢でも見ているのだろうか。
約300万年前の地球を感じる親子サイクリングへ
翌日は海沿いの屏風ヶ浦周辺を自転車で散策することに。道中で、蒼悟くんが「あの赤い橋」と覚えていた銚子大橋に立ち寄る。利根川の河口近くで千葉県と茨城県をつなぐ橋で、たしかに近くで見ると迫力がある。
海の近くの駐車場にクルマを駐め、2台の自転車を降ろす。蒼悟くんは愛用のヨツバサイクルにまたがり、今日もノリノリ。まずは、犬の形をしている犬岩を目指す。ここも約2億年前のジュラ紀にできたといわれる地層らしい。
犬岩の近くを散策していて、ちょっとした洞窟を発見! ちょっとドキドキしながら中に入ってみる。波で崩されてできたのだろうか? それとも恐竜の時代からそこにあるのか? と話しながら冒険気分を楽しむ。体験しながら地球を学ぶというジオパークのコンセプトは、4歳にはちょっと難しいかもと思っていたが、こういう経験をするといつまでも覚えていてくれそうだ。
海辺でひとしきり遊んでから、今度は約300万年~90万年前の地層が露出している屏風ヶ浦を目指す。ドーバー海峡にも匹敵する景観とされ、「東洋のドーバー」とも呼ばれているとか。この日も風は強かったが、崖がちょうど風除けになってくれて、子供と一緒でも寒さの心配をしなくてもいい。
親子ふたりの冒険旅だったが、e-MTBにトレーラー、キッズバイク、洗浄機など予想以上に荷物は多くなってしまった。積み込みに工夫は必要だったが、これだけの荷物を収納できるクルマだからこそ、楽しめた旅だったとも言える。高速クルージングも快適だし、初めて通る海沿いの狭い道でもカメラで周囲の様子を映し出してくれるので安心して走行できた。
年齢が上がるに従って興味も変わってくるだろうが、e-bikeもクルマも、それをサポートする移動手段になってくれる。もう少し、大きくなったら今回のルートくらいなら、自転車で走破できるようになるかもしれない。まだまだ楽しみの広がる親子旅。次はどこへ行こう。
協力:ボッシュ株式会社/マツダ株式会社