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東芝、約30秒で暖める「秒速ダッシュ暖房」を搭載したルームエアコン

プラズマ空気清浄機能付エアコン DRシリーズ

 東芝ライフスタイルは、約30秒で高温風を吹き出して室内を暖める「プラズマ空気清浄機能付エアコン DRシリーズ」を11月下旬に発売する。容量2.2kW~8.0kWの全10機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、21万円~35万円前後(税抜)。

 すばやく部屋を暖められるルームエアコン。運転開始から約30秒で約40℃の高温風が吹き出す「秒速ダッシュ暖房」を搭載した点が特徴。室内機の正面約25mまで温風が届く「パワフル気流」との効果で、足元まですばやく暖められるという。

 「人サーチセンサー」を搭載しており、「風よけ」設定をすることで、暖房の風を直接人に当てない運転もできる。

「パワフル気流」と「風よけ」使用イメージ

 空気清浄機能「プラズマ空清」も搭載。適用床面積約20畳の家庭用空気清浄機に相当する集じん性能で、部屋を暖めながら空気の汚れを除去する。空気中に浮遊するウイルスを99%、PM2.5を99%、カビや細菌も99%除去し、花粉も捕獲できるという。暖房や冷房との併用だけでなく、単独運転も可能。

 運転停止後は、エアコン内部を自動で掃除する。フィルターの清掃と、送風路のカビ発生を抑制する乾燥運転を行なった後、エアコン内部の脱臭と付着菌の減少を自動で行なう。集めた汚れは、汚れが水で流れ落ちやすくなる特殊な表面処理を施した「マジック洗浄熱交換器」が捕える。冷房、除湿時に発生する水を利用して、汚れを屋外へ排出するため、手入れも簡単だという。

 省エネ性も高く、低負荷時でも高効率運転できる「ecoi-savingインバータ制御」を新採用し、消費電力45Wでの冷房/暖房運転ができる。また、「ecoモード」を搭載し、人サーチセンサーと明るさ(日あたり)サーチセンサーで、気流の向きや冷・暖房能力を自動で制御して電気のムダを省く。

エアコン内部に集まった汚れは冷房/除湿時に発生する水を使って排出する
寒冷地向けモデル「DRNシリーズ」

 このほか、寒冷地向けモデルとして「DRNシリーズ」を、9月下旬に発売する。容量2.8kW~6.3kWの4機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は26万~32万円前後。

 室内機のデザインはDRシリーズと変わらず、外気温-27℃の環境でも使用できる点が特徴。すばやく暖める「ダッシュ暖房」機能では、約1分で約40℃の高温風を吹き出す。

西村 夢音