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パワーを維持しつつ小型・軽量化した電動アシスト自転車用ドライブユニット
(2014/11/13 16:44)
ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車「PAS」の次世代ドライブユニット「PAドライブユニット」を発表した。制御センサーは従来機種と同じくトリプルセンサーシステムを採用。2014年12月から順次投入予定の2015年モデルから搭載する。また2015年後半より、本体重量が15kg未満の電動アシスト自転車を投入する予定という。
「軽量・コンパクト・高性能」による走りの楽しさと地球に優しい環境性能を実現するコンセプト「GREEN CORE(グリーンコア)」に基づいて開発された。
モーターの力をチェーンに伝える「チェーン合力式」のユニットの中で、小型最軽量クラスを達成しつつも、現行のドライブユニットと同じパワーを発揮する。
本体の重量を、現行のドライブユニットよりも約20%軽い3.4kgにした。また、現在はスチール製のフレームをアルミ製に変更することで、約1.5kg軽くした。これにより、ドライブユニットとフレームの合計で約2.4kgの軽量化を実現した。
そのほか、ドライブユニットに装備するモーターの再設計や、制御基板の小型化を行なうことでさらなる軽量化を達成している。
同社では軽量化により、「走る・曲がる・止まる」という基本性能が向上するとしている。ユーザーの「もう少し軽くして、取り回しを良くして欲しい」というニーズに対応した。
環境性能の面では、レアアースやアルミ、ドライブユニット内部の銅線の使用量を、現行製品よりも大幅に削減している。
2015年はPASのシェア32%以上、ドライブユニットのシェア55%を販売目標として設定
ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長の柳弘之氏は、今回発表するドライブユニットについて「軽量・コンパクト・高性能でより楽しい走りを提供しつつ、高い環境性能でより地球に優しいという相反する機能を両立させました。この商品は12月から市場に投入し、2015年にはPASのシェアを32%以上、ドライブユニットの国内シェアを55%に高めます」と述べた。