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新開発のドライブユニットで、軽やかに走る電動アシスト自転車

 ヤマハ発動機は、新開発した小型軽量の次世代ドライブユニットを搭載した電動アシスト自転車「PAS」の2015年モデルを、2015年1月13日に発売する。

 バッテリー容量8.7Ahの「PAS ナチュラ L デラックス」「PAS ナチュラ L」と、容量5.0Ahの「PAS ナチュラ S」の3機種をラインナップする。価格は順に、115,560円、113,400円、96,120円(税込)。いずれも、26型と24型の2サイズを用意する。

PAS ナチュラ L デラックス
PAS ナチュラ L
PAS ナチュラ S

軽量化し、軽やかな走り心地を実現

新開発の小型ドライブユニット

 全機種ともに、現行ユニットよりも容積を約16%、重量を約20%削減した新開発のドライブユニットを搭載している。小型ながらも、現行ユニットと同等のパワーを発揮する。車両の重量を低減し、軽やかな走り心地と扱いやすさを向上させたという。

 電力を節約して走行距離の伸ばす「オートエコモードプラス」選択時の走行可能距離は、「PAS ナチュラ L デラックス」「PAS ナチュラ L」で約20%、「PAS ナチュラ S」で約16%アップした。

 本体には3つのセンサーを搭載し、瞬時にかつ細かく走行状況と乗り手の動きを把握し、なめらかで快適なアシスト走行を実現した。センサーは、車速を感知する「スピードセンサー」、ペダルを踏み込む力を感知する「トルクセンサー」、ペダルを回す速さを感知する「クランク回転センサー」を備える。

トリプルセンサーで快適な走行をアシストする

 このほか、ギアポジションに合わせて細やかに制御する独自のアシスト機構「S.P.E.C.3」や、速度と残りのアシスト走行可能距離、バッテリー残量を表示する「3ファンクションメーター」などを、従来モデルより継承する。

 PAS ナチュラ L デラックスは、機能と装備を充実したデラックスモデル。容量25Lのスチール製大型バスケットを採用するほか、デザインにもこだわり、上品で優しいカラーとブラウンパーツを組み合わせている。車両重量は、26型が26.6kg、24型が26.1kg。

 PAS ナチュラ Lは、ナチュラシリーズのスタンダードモデル。容量21Lの丸型バスケットを採用する。車両重量は、26型が25.3kg、24型が24.7kg。

 2機種共通でアシスト走行可能距離は、強モードが約32km、標準モードが約38km、オートエコモードプラスが約54kmとなる。充電時間は約2.5時間。26型のサイズは1,870×560mm(全長×全幅)。

 PAS ナチュラ Sは、容量5.0Ahのバッテリーを採用した低価格帯モデル。26型のサイズは1,880×560mm(全長×全幅)。車両重量は、26型が23.3kg、24型が22.5kg。アシスト走行可能距離は、強モードが約17km、標準モードが約20km、オートエコモードプラスが約29kmとなる。充電時間は約1.5時間。

西村 夢音