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新センサー“エコアイズ”で10%節水・時短する縦型洗濯乾燥機

 シャープは、洗剤などを見分けて節水・時短する縦型洗濯乾燥機「プラズマクラスター洗濯乾燥機」の新製品を7月8日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、洗濯容量9kg、乾燥容量4.5kgの「ES-TX940」が150,000円前後(税抜)。洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kgの「ES-TX840」が140,000円前後(税抜)。

プラズマクラスター洗濯乾燥機。右から洗濯容量9kg、乾燥容量4.5kgの「ES-TX940」、カラーはゴールド系。洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kgの「ES-TX840」はカラーがシルバー系、レッド系を用意する
ES-TX940は、シャープの縦型洗濯乾燥機の最上位モデル

 今回の新製品は、光センサー機能「ECOeyes(エコアイズ)」を搭載した点が特徴。洗剤の種類や洗濯水の透明度を見分けて、自動で最適なすすぎ回数を設定できる。このECOeyesと、従来から搭載している衣類の量や布質を検知するセンサーとの相乗効果によって、センサーを使わない時に比べて、約10%の節水と時短になるという。具体的には、洗濯量8kgで使用水量85Lの場合、約7%の節水と約11%の時短が可能となる。

光センサー機能「ECOeyes(エコアイズ)」ですすぎの回数を自動で見極め、時短、節水を実現する
従来の水位センサー、槽内と吹き出し口の温度センサー、重量センサーに加えて、光センサーで洗濯状況を検知する
化繊衣類を液体洗剤で洗う際は特に節水性が高いという

 さらに、人工知能「ココロエンジン」を搭載し、エコ洗濯の効果をおしゃべりで知らせる。すすぎの回数を減らすと、「洗剤のすすぎやすさを判定、およそ7L節水できました」など音声で説明する。少量の洗濯が続けば「まとめて洗えば電気代がお得になりますよ」とアドバイスしてくれるという。

ココロエンジンを搭載し、エコの結果を音声で知らせる
「聞いてボタン」をおすと、音声を発する

 新機能としてはほかに、濡れた場所にスポット的に風を当てて素早く乾かせる「スポット乾燥」機能を搭載した。食べこぼしのシミの部分洗いの際などに便利という。従来通り、衣類を槽内のハンガーに干して乾かせる「ハンガードライ」機能も備える。プラズマクラスター機能も搭載し、ハンガー乾燥をしながら除菌や消臭を行なえる。

ノズルの先端が2方向に分かれ、各方向に温風を送り出せる
手をあてている部分に温風が吹き出し、スポット乾燥できる
槽内を下から見たところ
シャツの一部を濡らしたところ……
濡れた部分の一方に温風をあてると、わずか1分少々で乾いた

 ES-TX940の運転時間は洗濯で41分、洗濯と乾燥で160分。消費電力は洗濯で90Wh、洗濯から乾燥で1,600Wh。標準使用水量は洗濯で95L。洗濯と乾燥で75L。運転音は洗濯時で37dB、脱水時で38dB、乾燥時で44dB。

 本体サイズはES-TX940とES-TX840で共通で、600×650×1,025mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は43kg。カラーはES-TX940がゴールド系、ES-TX840がシルバー系、レッド系。

穴なし槽には、節水性、布を傷めにくい、清潔といったメリットがあるという
イルカの尾びれを模したパルセーター「Wウイングドルフィンパル」で強力な巻き上げ水流を起こし、少ない水量でもこすり洗い効果でしっかり洗浄する
穴なし槽にはダイヤカットの凹凸を施し、水流を加速させてこすり洗い効果を出す
洗剤を投入する場所

小林 樹