ニュース

福島県で太陽光発電付き温室栽培の実証実験を開始【訂正版】

建設されたグリーンハウス。屋根の上に太陽電池モジュールが見える

 ソーラーフロンティアは、農業用の温室の屋根で太陽光発電を行なう「PVグリーンハウス実証事業」を福島県南相馬市で開始した。

 PVグリーンハウス実証事業は、福島県による福島実証モデル事業の1つで、太陽光発電による売電を行なうことで、収益性と持続性が高い施設園芸モデルの構築を目指す。

 今回の実証事業では、1,300平方mのグリーンハウス(温室)の屋根にCIS薄膜太陽電池モジュールを324枚、50kW分設置する。ハウス内では、イチゴとトマトの栽培を行なうため、屋根面積に対する太陽電池面積は25%としている。2014年1月を目処として、太陽電池の設置によるハウス内の農業への影響を検証する。

 今回の建設請負会社(EPC)はドイツのベレクトリック社、グリーンハウスで実績のあるカナダの鉄骨メーカーLes Industries Harnois社と、世界最大手のパワーコンディショナーメーカーであるドイツのSMA社が協力している。

【お詫びと訂正】初出時にパネル1枚当たりの出力を50kWと記載しておりましたが、パネル324枚分の出力です。お詫びして訂正させていただきます。

伊達 浩二