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オムロン、測定が正確だったことを確認してくれる上腕式血圧計

~8週間分の血圧をグラフ表示、NFCによるデータ転送も

 オムロンは、測定状態や結果を文字と光で伝える「上腕式血圧計 HEM-7500F」を8月5日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は15,800円前後。

上腕式血圧計 HEM-7500F
上腕にカフを巻いて測定する

 上腕にカフを巻いて測定する血圧計。測定状態や結果を文字と光で伝える「お知らせディスプレイ」を採用した点が特徴で、正しく測定できたかどうかが一目でわかり、毎日安心して血圧を測れるという。

 具体的には、測定を開始すると同時に、カフが正しく巻けているかチェックし、正しくぴったりと巻けているときには、緑色の「OK」マークが点灯。巻き方がゆるい時は、オレンジ色のマークと、「カフをぴったり巻きましょう」というアドバイスが表示される。きちんと測定できていなかった場合に、再測定を促して、計測ミスを防ぐというもの。

正しくぴったりと巻けているときには、左側の画面のように、緑色の「OK」マークが点灯。巻き方がゆるい時は、オレンジ色のマークと、「カフをぴったり巻きましょう」というアドバイスが表示される

 機能面では、液晶画面上に8週間分の週平均値をグラフで表示し、血圧の変化が一目でわかる。また、早朝高血圧を確認する機能として、朝に測定した血圧の週平均値が、家庭血圧の基準値である「最高血圧135mmHg/最低血圧85mmHg」を超えた場合、「早朝高血圧」マークと「朝の血圧が高めです」というメッセージが表示される。メモリーは、2人分の朝夜それぞれの計測データを個別に管理できる。

 液晶画面には、血圧計としては“世界初”となる二重液晶を採用し、測定結果とグラフを大型の液晶画面で切り替えて表示できる。暗い場所でも表示が見やすいように、バックライトを搭載している。

朝の週平均値の表示例。朝週平均値は過去7週前までさかのぼって表示できる

 通信機能では、近距離無線通信技術NFCを搭載する。計測データを転送して、同社の提供するクラウドサーバー上の無料健康情報サービス「ウェルネスリンク」に連携し、パソコンやAndroid スマートフォンからデータを管理・確認できる。

 血圧の測定技術には、従来通り一人ひとりに合わせた加圧と減圧コントロールを行うオムロン独自のアルゴリズム「インテリセンス」を採用しているが、今回新たに呼吸の早さや大きさなどによって生じる誤差を低減する技術を追加し、正確性を高めている。

 本体サイズは124×161×90mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は480g。電源は専用ACアダプターのほか、単三形アルカリ乾電池4本でも使える。電池寿命は約300回。収納用のソフトケースが付属する。

小林 樹