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山善、サーキュレーターとしても使えるDCモーターの扇風機

~DCモーターのタワー型ファン、サーキュレーター専用機も

 山善は、サーキュレーターとしても使える扇風機「DCモーター ハイリビングサーキュレーター YHCX-BD30」を、4月20日に発売する。希望小売価格は22,800円。このほか、同じくDCモーターを搭載したタワー型のファンやサーキュレーターも同時に発売する。

遠くまで届く風で、サーキュレーターとしても使える扇風機

DCモーター ハイリビングサーキュレーター YHCX-BD30

 DCモーター ハイリビングサーキュレーターは、リビング扇としてもサーキュレーターとしても使える点が特徴の扇風機。DCモーターを搭載することで、最小消費電力は4Wとなった。これは同社のACモーター扇風機の最小消費電力と比べて、約83%少ない数値となる。また、最弱運転時の運転音は約28dBで、就寝時にも利用できるという。

 扇風機としての機能では、人感センサーで人の動きを感知して、自動でON/OFFする「省エネエコ運転」を搭載。電源を切り忘れても、自動で運転をストップし、ムダな電力を抑える。

上下方向は。上に約90度、下に約15度と、約105度の範囲内で調節できる

 羽根には、2種類の大きさの羽根を重ね合わせることで、風を遠くまで届ける「ツインブレード」を採用。また、風向きは上90度から下15度まで調節可能。空気を循環するサーキュレーターとしても使用できる。

 本体サイズは370×350×800mm(幅×奥行き×高さ)で、高さは1,000mmまで伸びる。重量は約4kg。定格消費電力は26W。風量は8段階。ON/OFFタイマー機能も備える。リモコンも付属する。

山善では初となるDCモーター搭載のタワー型ファンも

 このほか、同じくDCモーターを採用した空調機器として、縦型のファン「DCモーター スリムファン YSR-P110」と、サーキュレーター「DCモーター サーキュレーター YAR-PD18」も、同時に発売する。希望小売価格は順に19,800円、14,000円。

DCモーター スリムファン YSR-P110
DCモーター サーキュレーター YAR-PD18

 DCモータースリムファンは、同社の縦型ファンでは初めてDCモーターを採用した製品。風量1の場合の消費電力は、ACモーターを搭載した従来モデルから約77%抑えた9.4Wとなる。

 高さは1,115mmで、送風口が高い位置にあるため、椅子に座った高さに最適という。また、上下方向への送風も可能で、上半身にも風が当たりやすいという。

 本体サイズは330×330×1,115mm(同)で、重量は3.8kg。定格消費電力は24W。風量は5段階。リモコンも付属する。

DCモーターサーキュレーターは、上下左右の首振り運転ができる

 DCモーターサーキュレーターも消費電力の少なさが特徴。風量1の場合の消費電力は、ACモーターを搭載した従来モデルよりも約55%ダウンの2.7Wとなる。

 自動首振りは、上下は約45/75/105度、左右は約60度に設定可能。上下左右の同時首振りも利用できる。同社によると、サーキュレーター特有の直線的な風により、夏はエアコンの冷房、冬はヒーター類と併用して、冷暖房の効率がアップできるという。

 本体サイズは300×252×350mm(同)で、重量は2.5kg。定格消費電力は28W。風量は5段階。リモコンも付属する。

 山善では、2011年より扇風機の利用が急増し、輸入統計から見た国内扇風機市場は1,614万台になっており、2013年も高水準を保つと予測している。同社ではまた、2012年よりDCモーターの扇風機を発売。体にやさしい送風や運転音の静かさが好評となり、23,000台を完売したという。

正藤 慶一