関西電力、大飯原発4号機が発電開始。25日にフル稼働

 関西電力は、大飯原発4号機(118万kW)が21日7時に発電を開始したと発表した。今後、調整運転を続け、25日にフル稼働を予定している。

 大飯原発4号機は、7月18日に起動され、19日に臨界に達していた。その後、タービンのバランス確認などの作業を行ない、ほぼ予定通り発電を開始した。先行する大飯原発3号機(118万kW)が9日にフル稼働を開始している。

大飯原発4号機の今後の工程。25日にフル稼働を予定している(21日現在)
大飯原発3号機、4号機の作業工程(21日現在)

 大飯原発4号機の再稼働によって、各電力会社管内の節電目標はさらに引き下げられる予定で、フル稼働後に新たな目標が決定される。9日の時点では、四国電力については5%、中部/北陸/中国の3電力会社については「数値目標を伴わない一般的な節電要請」に引き下げられる見込みとしている。関西電力については、地元自治体と協議されている。






(伊達 浩二)

2012年7月21日 21:09