フジ医療器、コックピットをイメージした高級マッサージチェア

「CYBER-RELAX comforpit(サイバーリラックス コンフォピット) マッサージチェアAS-750」とフジ医療器 代表取締役会長 木原定男氏

 フジ医療器は、コックピットをイメージしたデザインのマッサージチェア「CYBER-RELAX comforpit(サイバーリラックス コンフォピット) マッサージチェアAS-750」を10月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は30万円前後。

 首/肩/背中/腰/座面/脚/腕の全身マッサージに対応した高級マッサージチェア。同社によると近年のマッサージチェアは、デザイン性やコンパクト性が求められる傾向にあるという。

 フジ医療器 代表取締役会長 木原定男氏は、これらの傾向を踏まえて「マッサージチェアの専業メーカーとしては、マッサージの基本機能は譲れない。フルスペックのマッサージ機能を搭載しながらも、コンパクトで価格を抑えた製品を目指した」と話した。

 新製品のAS-750では、飛行機のコックピットをイメージしたコンパクトなデザインを採用しながらも、全身に対応した高機能のフルスペックのマッサージ機能を搭載。価格も従来のハイエンドモデルより約10万円安い設定とした。

製品本体。コックピットをイメージしたというデザイン本体側面本体背面
マッサージをしているところ本体をリクライニングした状態

 マッサージ機能では、本体に内臓された広範囲の施術に対応する「四つ玉メカ」と、上下左右、前後の動きを取り入れた独自の「もみ玉メカ」で、肩から背中、腰のマッサージを行なう。もみ玉の強弱をコントロールする「グリップ式メカ」を新たに採用したことで、よりメリハリのあるマッサージが行なえるという。

肩から背中、腰のマッサージを行なう座面「グリップ式メカ」を新たに採用したことで、よりメリハリのあるマッサージが行なえるという肩甲骨周りや首筋など、こりやすい箇所専用の動きも搭載されている

 脚部のマッサージは、揉み板からなる脚部メカマッサージで、下から上に絞り上げるようなマッサージを実現。ローラーとバイブレーターによる足裏全体のマッサージにも対応する。

 なお、脚部は座る人の足の長さに応じて前方約10cmまでスライドして調節できるほか、座る人の足の太さに応じて幅を約6~10cmのあいだで変えられる機能も搭載した。従来機種では、幅の調節に対応していなかったため、座る人の体格によってマッサージが弱すぎる、あるいは強すぎると感じることがあったが、幅調節機能を搭載することで、座る人に左右されることなく、最適なマッサージが行なえるという。

脚のマッサージを行なう脚部脚部のマッサージを行なうときは、電動で本体から引き出す脚部が引き出された状態
使用する人の身長に合わせて前方約10cmまでスライド調節ができる脚のマッサージを行なっているところ

 そのほか、本体には腕や座面、骨盤周りのマッサージを行なうエアークッションも搭載されている。

 運転コースとしては9つの自動コースを備えるほか、好みに応じてマッサージの強弱を調節できる。操作は、本体付属の「カラー液晶リモコン」で行なう。

座面にはエアークッションが内蔵されている手の先までマッサージできるカラー液晶リモコンを新たに採用する
本体カラーは3色。手前からベージュ×モカブラウン、カーボンブラック、ベージュ

 木原会長はAS-750のマッサージ機能について「今これ以上のものはないという位のフルスペックのマッサージ機能を搭載した」とコメントした。

 なお、同社のマッサージチェアのラインナップにはAS-750より上のクラスの製品も存在するが、マッサージ機能としては上位機種と同等のクオリティを実現しているという。

 本体デザインは、飛行機のコックピットをイメージした包み込むような形状を採用。従来機種に比べ、設置面積は約25%、本体体積は約30%小さくなっているという。本体カラーは、設置場所に応じて選べるように、カーボンブラック、ベージュ×モカブラウン、ベージュ(限定色)の3色を用意する。

 収納時の本体サイズは680×1,060×1,120mm(幅×奥行き×高さ)、リクライニング使用時のサイズは680×1,860×800mm(同)。本体重量は75kg。消費電力は150W。使用定格時間は20分。





(阿部 夏子)

2011年9月22日 16:58