新潟雪国型メガソーラーが、年間発電量目標100万kWhを達成

~降雪地帯での太陽光発電の実用性を実証
新潟雪国型メガソーラー全景

 新潟県と昭和シェル石油が共同で運営する「新潟雪国型メガソーラー」は、年間発電目標の100万kWhを、40日前倒しして達成したと発表した。降雪や、曇り空の多い新潟でも、高い発電性能が確認されたとしている。

 新潟雪国型メガソーラーでは、2010年9月から2011年7月までの発電計画を85万kWh、日照時間は1,428時間としていた。これに対して、実績値は103万kWhと1,474時間で、計画を約20%上回った。100万kWhの到達は7月25日だった。100万kWhという発電量は一般家庭300件分の消費電力に相当する。

 新潟雪国型メガソーラーは、2010年8月31日に運営を開始した太陽光発電所。新潟県新潟市東区の昭和シェル石油新潟石油製品輸入基地内に、ソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽電池12,528枚を設置している。敷地面積は3.5万平方m。発電した電気は、すべて東北電力に売電されており、太陽電池による商業発電施設としては日本初としている。

 また、新潟雪国型メガソーラーでは、降雪を考慮した実験が行なわれている。まず、ソーラーパネルの角度を20度と30度の2種類用意した。雪の滑落は30度の方が良いが、大きな差はなかったとしている。さらに、積雪対策として、太陽電池の設置位置を地上1mにしているが、滑落した雪の高さに対して充分な高さだったという。

ソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽電池が使われているソーラーパネルの角度は20度と30度が試されている降雪を考慮して、ソーラーパネルは1mの高さに設置されている
降雪時の状態。雪はソーラーパネルから滑落している月別の発電計画と実績。やはり冬期は発電量の落ち込みが大きい





(伊達 浩二)

2011年8月3日 16:52