無印良品の冷蔵庫で発熱故障の恐れ、無料点検を実地

無料点検対象機種の「電気冷蔵庫 SJ-R35C」(左)。型番は冷蔵室ドア内側に貼ってある品質表示銘板にて確認する

 無印良品は、同社が販売した「電気冷蔵庫 SJ-R35C」において、起動用スイッチの発熱故障によって冷凍・冷蔵とも冷えない事象が発生する場合があると発表。対象製品について、無償で点検、部品交換を実施する。

 対象となるのは、同社が1998年8月から2000年9月頃まで販売した両開きタイプの電気冷蔵庫 SJ-R35Cで、シャープが製造したもの。安全上については問題ないとしているが、発熱による白煙や異臭が発生する場合があるとしている。

 対象機種についてはドアの点検も実施している。冷蔵室とドアの間に物を挟みこんだ状態で無理に開閉することにより、ドアが外れるという事故が発生した。安全のため、無料点検と部品交換を行なうという。

 無印良品では、対象製品のユーザーに対し、専用窓口に電話するよう呼びかけている。なお、無料点検・部品交換は製品製造元のシャープが行なう。



(阿部 夏子)

2011年5月30日 12:42