東北電力、東新潟火力発電所構内にガスタービン発電機を設置

~8月の供給力は依然として不足
ガスタービン発電機設置予定位置

 東北電力は13日、東新潟火力発電所内にガスタービン発電機を設置し、8月より稼働すると発表した。

 ガスタービン発電機は可搬型の移動可能なもので2台設置される。燃料は軽油で、出力は各2.5万kW。工事を6月に開始し、8月に運転を始める。

 また、8月時点での電力供給力を1,230万kWに上方修正した。上記のガスタービン発電機の設置に加え、電力卸売り業者の新日鐵釜石火力発電所(13.6万kW)の運転再開、三菱製紙八戸工場からの余剰電力購入(5万kW)などを新たに見込んでいる。

 しかし、8月の最大電力需要は1,300~1,380万kW程度としており、依然として供給力は不足している。また、昨年のような猛暑の場合、さらに最大需要が100万kW程度高くなることが想定されている。

 東北電力管内では、東京電力管内とともに、夏期の電力需要削減が必要とされており、12日に政府の節電目標「15%」が決定されている。






(伊達 浩二)

2011年5月16日 00:00