東京電力、100万kWの東扇島火力発電所1号機が復活

~なお停止中の火力発電所は580万kW

 東京電力は、震災の影響で停止していた東扇島火力発電所1号機が午後1時42分に発電再開したと発表した。「東北地方太平洋沖地震による影響などについて 午後2時30分現在」というリリースの中で明らかにされた。

 東扇島火力発電所は、神奈川県川崎市にあり、1/2号機とも100万kWの出力を誇る。東京電力が所有する火力発電所は、東/西/中央の3つの火力事業所に属するが、東京湾の西岸にある西火力事業所に属する発電所では唯一、発電を停止していた。リリース中では「午後1時42分に発電再開」としており、100万kWの供給が復活したとみられる。

 24日18時の時点で停止中の火力発電所は、太平洋岸にある中央火力事業所に属する広野/日立那珂/鹿島の3つの発電所のみとなった。広野は2号機(60万kW)と4号機(100万kW)、日立那珂は1号機(100万kW)、鹿島は2号機と3号機(各60万kW)、5号機と6号機(各100万kW)が停止している。現在、停止中の火力発電所の出力の合計は580万kWとなる。





(伊達 浩二)

2011年3月24日 18:15