三洋電機、半導体事業を米企業に売却


 三洋電機は7月15日、半導体事業をアメリカのオン・セミコンダクター・コーポレーションに売却すると発表した。

 三洋の子会社である「三洋半導体株式会社」、および三洋電機が所有する半導体関連の資産が売却の対象となる。これにより、三洋には現金116億円と、オン・セミコンダクターの214億円相当の株式を取得する。取引は2010年12月末までに完了の予定。

 2009年度の三洋の半導体事業は71億円の赤字。5月に発表された中期経営計画では、全事業の収益事業化に向け、赤字事業に対し「あらゆる施策を検討する」という方針が打ち出されていた。



(正藤 慶一)

2010年7月16日 12:15