NEC、放熱フィンがない“スタイリッシュフォルム”のLED電球

~E11口金ダイクロハロゲン交換用も登場

 NECライティングは、放熱フィンを省いたE26口金のLED電球を、6月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、電球色相当の「LDA8L」、昼白色相当の「LDA8N」ともに3,000円前後。詳細は以下の表の通り。
LDA8L/LDA8Nの外観。放熱フィンを省いた、白熱電球に似たデザインが特徴電球色タイプのパッケージ昼白色タイプのパッケージ

シリーズ名LIFELED'S(ライフレッズ)
品番LDA8LLDA8N
光色電球色相当昼白色相当
口金E26
全光束405lm550lm
最大光度77cd105cd
配光角120度
白熱電球と
比較した明るさ
全光束は40W形相当、床面/机上面は
60W相当(LDA8Nの場合)
平均演色評価数Ra80Ra70
調光器対応-
密閉器具対応-
サイズ60×113mm(直径×高さ)
重量120g
定格消費電力7.5W
定格寿命40,000時間
店頭予想価格3,000円前後

 一般的な電球ソケットのE26口金に接続できるLED電球。同社では2009年9月に、E26口金用のLED電球「ELL6L-100V/ELL6N-100V」を発売したが、ダウンライト器具での使用がメインの製品だった。

 今回発売するLDA8L/LDA8Nは、従来モデルよりも幅広い層、幅広い用途で使用されることを狙った製品。そのため、従来モデルにあった放熱フィンをすべて省き、白熱電球に似た形状としている。同社ではこれを“スタイリッシュフォルム”としており、ランプの見える環境で使用してもインテリア性を損なわず、さらに長期間の使用でもホコリが溜まりにくいメリットがあるとしている。

 また、従来モデルは配光角が90度と狭かったが、本製品では120度と、光が拡散する仕様になっている。

 全光束は一般電球40W相当の明るさで、消費電力は約80%削減。床面や机上面に限ると、電球60W形と同等という(いずれも昼白色タイプの場合)。また寿命は白熱電球の40倍となる40,000時間となっている。

E11口金タイプも同時発売


E11口金タイプのLED電球も同時に発売する
 同社ではまた、E11口金のハロゲンランプに置き換わるLED電球も、同時に発売する。希望小売価格は、電球色相当の「LDR5L-M-E11/C」、昼白色相当の「LDR5N-M-E11/C」いずれも5,700円。 

 店舗などスポット照明に使われる、ダイクロハロゲンランプとの交換を目的としたLED電球。独自のレンズ設計により、キレのあるスポット光が実現できるという。

 形状は50×72mm(直径×高さ)で、置き換えが容易にできるよう、ダイクロハロゲンランプに近い形状となっている。ダイクロハロゲンランプ35W形と同等の光度ながら、消費電力を約90%削減するという。

 詳細は以下の表の通り。

シリーズ名LIFELED'S(ライフレッズ)
品番LDR5L-M-E11/CLDR5N-M-E11/C
光色電球色相当昼白色相当
口金E11
全光束165lm210lm
最大光度420cd510cd
配光角25度
従来電球と
比較した明るさ
ダイクロハロゲンランプ
35W形と同等
平均演色評価数Ra80Ra70
調光器対応-
サイズ50×72mm(直径×高さ)
重量75g
定格消費電力4.5W
定格寿命20,000時間
希望小売価格5,700円




(正藤 慶一)

2010年5月13日 15:57