森田電工の加湿器で火災事故、6万台を無償交換へ


交換の対象となる「ML-550MF」

 経済産業省は、森田電工が輸入・販売したスチーム式加湿器「ML-550MF」について、発火する恐れがあると発表。ユーザーに対して使用の中止を呼びかけるとともに、森田電工が当該製品を無償で交換する。

 交換の対象となるのは、森田電工が1999年10月から2001年11月まで輸入し、2003年3月まで販売していた加湿器「ML-550MF」。対象台数は60,075台。現在までに、製品の内部部品から発火する重大製品事故が3件発生しているという(人的被害はなし)。経産省では発火の原因について、いずれの事故も制御基板の損傷が著しいため特定できないとしながらも、制御基板上の電子部品に不具合があり発火したと推定している。

 経産省は、対象製品のユーザーは直ちに使用を中止し、森田電工の問い合わせ窓口へ電話連絡するよう呼びかけている。

【19:11 追記】
 森田電工はホームページにて製品交換に関するリリースを公開。ML-550MFを、同じくスチーム式のML-ME40Bと交換すると発表した。


(正藤 慶一)

2010年1月19日 16:34