シャープ、穴なし槽採用で“節水No.1”の洗濯機


ES-GE55K
 シャープは、独自の「穴なし槽」採用で“節水No.1”の全自動洗濯機「ES-GE55K」を、12月15日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は42,000円前後。

 洗濯容量5.5kgの縦型洗濯機で、洗濯槽に節水性の高い、シャープ独自の「穴なし槽」を採用した点が特徴。一般的な洗濯機では、洗濯槽に穴が空いており、洗濯槽とその外側にある水槽の間に水を溜める仕組みになっていることが多い。しかし穴なし槽では、洗濯槽に穴が空いておらず、洗濯槽と水槽の間に水が入らないため、より少ない水で洗えるという。ES-GE55Kの標準使用水量は75Lだが、同社では全自動洗濯機5kgクラスにおいて“節水No.1”としている。

 このほか、水量が少なく洗浄液の濃度が濃い状態で洗い始めることで、落としにくい汚れを取る「高濃度洗浄」、すすぎ時にAg+イオン(銀イオン)を発生して、衣類を除菌・脱臭する「Ag+イオンコート」、風を送って乾燥時間を短縮する「簡易乾燥」などの機能も備える。

 本体サイズは565×507×898mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は32kg。消費電力は320/410W(50/60Hz)、洗濯1回当たりの消費電力量は98/96Wh(同)。運転時間は約40/約37分(同)。運転音は洗濯時で44dB、脱水時で49dB。

ES-FG45K
 洗濯容量が4.5kgの「ES-FG45K」も、同時に発売された。Ag+イオンコート、高濃度洗浄、簡易乾燥機能を搭載するが、穴なし槽は省かれている。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は34,000円前後。




(正藤 慶一)

2009年12月16日 00:00