三洋電機、世田谷区にソーラー駐輪場を納入

~レンタルバイクとして使えるeneloop bike40台も

 三洋電機は、東京都・世田谷区にソーラー駐輪所と電動ハイブリッド自転車「eneloop bike(エネループ・バイク)」40台を納入することを発表した。納入予定時期は2010年1月22日で、場所は世田谷区内の京王線 桜上水駅。納入したeneloop bikeは、レンタルサイクルとして活用予定で、運営は世田谷区で行なう。レンタル料金、運営開始時期については未定。

 太陽光で発電した電気をeneloop bikeの充電と、駐輪場のLED照明の電力に充てるソーラー駐輪場。ソーラー駐輪場の屋根にはサイズ約46平方cmの「HIT太陽電池パネル」を搭載する。パネルは全部で36枚で、太陽電池容量は全部で7.56kw、年間発電量は約7,135kWh。

ソーラー駐輪場イメージ図

 太陽電池パネルによって発電された電気は同社の「リチウムイオン蓄電システム」によって蓄電されるため、太陽光がない雨の日や夜間でも商用電源を使用する必要がないという。また、リチウムイオン蓄電システムでは、ACコンセントも搭載しているため非常用の緊急電源として外部機器へ電源を供給することもできる。

 今回ソーラー駐輪場の導入を決めた東京都・世田谷区では「車から自転車の乗り換えを図り、低炭素社会実現に向けた取組みの一環」としている。





(阿部 夏子)

2009年11月30日 15:33