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パナソニック、家電使いやすくするアタッチメントチップの3Dプリント用データ公開

ボタンの位置や方向を触覚で認識できるように設計された「アタッチメントチップ」

パナソニック デザイン本部は、誰にでも使いやすい家電操作を実現するための「アタッチメントチップ」の導入方法や活用事例を紹介するウェブページを、8月29日に公開した。

ウェブページでは、多様なユーザーの利用シーンや導入方法、3Dプリント用データのダウンロード方法を紹介し、誰でもアタッチメントチップを利用できる仕組みを整えている。

アタッチメントチップは、4種類の形状と8種類の記号が用意されており、さまざまな家電のボタンに対応する。フラットな操作部に後付けするだけで、ボタンの位置や方向を触覚で認識できるように設計されており、視覚に制約のある人だけでなく、暗い場所や子供を抱えて操作する場面などにも役立つ補助ツールとなる。

アタッチメントチップは、4種類の形状と8種類の記号を用意
操作部に後付けするだけで、ボタンの位置や方向を触覚で認識できる

データはSTL形式で無償提供され、NPO法人ICTリハビリテーション研究会が運営する「COCRE HUB(コクリハブ)」から取得可能。ユーザー登録と利用規約への同意を行なえば、無料でダウンロードして3Dプリンターで出力できる。