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シャープ、プラズマクラスターで部屋干し臭を抑える除湿機
(2016/3/9 15:19)
シャープは、プラズマクラスター除湿機の新製品を順次発売する。大容量タイプの「CV-F120」が3月15日発売で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は58,000円前後。コンパクトタイプの「CV-F71」が4月15日発売で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は39,000円前後(いずれも税抜)。
昨今のライフスタイルの変化から、部屋干しのニーズが高まっていることを受け、快適に部屋干しできる機能を搭載した衣類乾燥除湿機。同社独自のプラズマクラスターにより、衣類の生乾き臭を抑制するほか、汗やタバコ臭を除去し、付着カビ菌の増殖も抑制するという。
部屋干しニーズは、ファミリー層と単身者に高まっている
シャープ 健康・環境システム事業本部 空調・PCI事業部 冨田 昌志氏は、部屋干しのニーズについて次のように語った。
「近年高まっている部屋干しのニーズは、リビングで使うファミリー層と、単身者など若い世代の2極化傾向にあります。そこで、どちらの層にも快適に部屋干ししていただけるように、大容量タイプとコンパクトタイプの2機種をラインナップしました」
大容量タイプの「CV-F120」は、「180度広角自動スイングルーバー」を搭載。ルーバーが上下で最大180度動くため、天井方向から床付近まで風が届き、上下2段に干した衣類もしっかり乾燥できる。また前方下方向には最大約70度に送風でき、床付近の靴や足ふきマットを乾燥させることが可能となっている。
同機のコンプレッサーには、振動が少ない低消費電力のツインコンプレッサーを採用。衣類乾燥強運転時で45dB、除湿強運転時で41dBと従来機より運転音が低減されたほか、電気代も抑制することができたとしている。
CV-F71は、設置面積がほぼA4サイズで、狭い場所にも置きやすいコンパクト設計。ガイド付きルーバーを設置することで、プラズマクラスターの風を左右の広範囲に送風することができるという。
本体はハンドル付きのため、ウォークインクローゼットや洗面所、キッチンなど、湿気やカビが気になる場所に移動して使いやすいのも特徴。
同機には、低消費電力のコンプレッサーを採用。衣類乾燥や衣類消臭時の電気代の節約と低騒音化を実現したとしている。
いずれもフィルターには、大きなホコリを入り口でブロックする「ホコリブロックプレフィルター」を採用した。これは、同社の空気清浄機にも採用されている約240μmと目の細かいフィルターで、従来の約1.3倍ホコリが取れるという。
また、排水タンクにはハンドルがついており、排水のしやすさにも配慮した。
CV-F120のサイズは360×260×565mm(幅×奥行×高さ)、重量は約12.1kg。除湿能力は、11L/12L/日(50/60Hz)、除湿可能面積の目安は14~28畳/15~30畳(同)。排水タンク容量は約3.1Lで、連続排水も可能(市販のホースを使用)。
CV-F71のサイズは304×203×480mm(同)で、約9.0kg。除湿能力は、6.3L/7.1L/日(50/60Hz)、除湿可能面積の目安は8~16畳/9~18畳(同)。排水タンク容量は約2.5L。