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シャープ、部屋の状態に合わせて除湿/加湿/空気清浄を切り替える除加湿空気清浄機

プラズマクラスター除加湿空気清浄機 KC-GD70

 シャープは、除湿/加湿/空気清浄を自動でコントロールする「プラズマクラスター除加湿空気清浄機 KC-GD70」を、4月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は10万円前後(税抜)。

 「おまかせワンボタン」を搭載した除加湿空気清浄機。「ホコリ/ニオイ/湿度/温度/照度」の5つのセンサーを搭載し、季節や部屋の明るさに応じて、除湿や加湿、空気清浄運転を自動でコントロールする。

「おまかせワンボタン」を搭載。部屋の状態に応じて運転をコントロールする
「ホコリ/ニオイ/湿度/温度/照度」の5つのセンサーを備える

春は空気清浄、梅雨は除湿など、季節に合わせて1年中使える

シャープ 健康・環境システム事業本部 空調・PCI事業部 冨田 昌志氏

 シャープ 健康・環境システム事業本部 空調・PCI事業部 冨田 昌志氏は、除湿機能付きの空気清浄機について次のように語った。

 「近年、花粉やPM2.5、ゲリラ豪雨などにより、部屋干しのニーズが高まっています。1台で除湿/加湿/空気清浄ができる除加湿空気清浄機であれば、季節に合わせて1年中使っていただけます。また、機能が多くて使いにくいという不満を解消するために、センサーが部屋の状態を検知して自動運転できる“おまかせワンボタン”を搭載しました」

 照度センサーの搭載により、人が行動しているか就寝中かを判断する。春であれば、日中の明るいときは空気清浄機能で花粉やPM2.5を集じん、夜間の暗いときは空気清浄と除湿機能に切り替わり、カビ対策や部屋干し乾燥を行なう。秋~冬は、明るいときは加湿と空気清浄機能で乾燥やウィルス対策、夜間の暗いときは除湿と空気清浄機能に切り替わり、結露やカビ対策を行なう。

除湿/加湿/空気清浄ができるため、1年中使える
照度センサーで、人が行動しているか就寝中かを判断する

 このほか、すばやく衣類を乾燥させる「衣類乾燥モード」を搭載。独自のイオン機能「プラズマクラスター7000」で生乾き臭を抑えながら、大風量ですばやく衣類を乾燥する。ルーバーは上下最大110度スイングでき、天井方向から前方まで広範囲に送風する。本体を動かすことなく、洗濯物を乾燥できるという。

 空気清浄機能では3つのフィルターを搭載。0.3μmの粒子を99.97%以上キャッチする「静電HEPAフィルター」、タバコ臭・ペット臭などを除去する「高性能脱臭フィルター」、大きなホコリをブロックする「ホコリブロックフィルター」を備え、キレイな風を吹き出す。

ルーバーは上下最大110度スイングする
天井方向から前方まで広範囲に送風し、本体を動かさずに衣類を乾燥できる

 加湿タンクと排水タンクはハンドル付きで、片手で持ちやすい。背面の吸い込み口についたホコリは掃除機で簡単に吸引でき、パネルを外す必要がなく手入れが簡単だという。

 適用床面積は、空気清浄時で32畳、加湿空気清浄時で18畳、除湿空気清浄時で20畳/23畳(50Hz/60Hz)。高濃度プラズマクラスター7000の適用範囲は約18畳。

加湿タンクと排水タンクはハンドル付き
背面パネルは掃除機で直接吸引でき、手入れがしやすい

 除湿方式はコンプレッサー式で、1日の除湿能力は最大8L/9L(50Hz/60Hz)。排水タンク容量は約3L。

 加湿方式は気化式で、加湿量は最大630ml/時。給水タンク容量は約3L。

 本体サイズは、405×337×687mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約17.4kg。

西村 夢音