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パナソニック、水を足さずにお風呂のお湯を設定温度まで下げる新型エコキュート
(2015/9/28 17:11)
パナソニックは、台所リモコンから家族の好みに合わせてお風呂の湯温を簡単に選べる家庭用自然冷媒(CO2) ヒートポンプ給湯機「エコキュート」、新シリーズを11月26日より発売する。
浴室まで行かなくても、台所リモコンでお風呂の湯温を簡単に設定できる「温浴セレクト機能」を搭載した新シリーズ。酸素濃度約30%の空気を浴槽内に供給する酸素入浴機能などを搭載した上位機種の「JPシリーズ」と、「Jシリーズ」で、機能に応じて全6品番を用意する。希望小売価格は725,000円から1,137,000円まで(税別・工事費別)。
パナソニックによると、入浴において、家族一人ひとりの好みの温度が異なる人が半数以上おり、そのうち約7割以上が、実際に湯温を変更しているという。一方、一般的な給湯器においては、湯温を熱くすることは簡単にできるが、ぬるくするためには無駄な「さし水」をする必要があり、手間がかかるという問題があった。
新シリーズでは、台所リモコンから、湯温を「あつめ」「ふつう」「ぬるめ」で設定できる「温浴セレクト機能」、お風呂に浸かる時間をあらかじめ設定しておくことで、時間が来たらアラーム音で知らせる「温浴タイマー」機能も備える。
温浴セレクト機能では、お風呂のお湯の「熱」だけを貯湯タンクに戻すことで、さし水なしで湯温を下げることができる。ムラなくお好みの湯温にすることができ、節水にもつながるとしている。
省エネ性能も優れている。ヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器の冷媒管形状を進化させ、冷媒との接触面積を増やすことで熱交換率を向上させたほか、貯湯ユニットには「ダブル真空断熱材」を採用。上位機種の「HE-JPU37HXS」においては、業界トップクラスとなる年間給湯保温効率(JIS)3.8を達成している。
そのほか、センサー技術で省エネ性と快適性を両立させ、ふろ保温時最大約35%の省エネを実現する「エコナビ」機能、シャワーの温度と流量を変動させることで、最大20%の省エネ、最大10%の節水を実現する「リズムeシャワープラス」、お風呂の残り湯の熱だけを貯湯タンクに戻すことで、夜間に沸き上げに必要なエネルギーを節約する「ぬくもりチャージ」機能などを備える。
なお、温浴セレクト機能を省略した「Nシリーズ」も同時発売する。価格はオープンプライス。