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機能ではなく、好き嫌いで選ぶ“KADEN”〜amadana×ハイアール本格始動

好き嫌いで選ばれる“amadanaらしさ”

 amadanaは、2015年発売の新製品展示会を開催した。昨年6月に発表したハイアールアジアとの業務提携発表以来、初のメディア向け展示会で、会場にはハイアールアジアが作った冷蔵庫やトースターなどが並んだ。いずれも、amadanaブランドで順次発売される。

縦型のオーブントースター
参考出品されていたレザー張りの冷蔵庫
超音波加湿器
amadana代表取締役社長の熊本浩志氏

 amadanaは、代表取締役社長の熊本浩志氏が、電機メーカーの東芝を辞めて、2002年に立ち上げた家電ブランド。これまでに携帯電話や、扇風機、電話機などさまざまな製品を発売している。

 熊本社長は、今回の新製品について、「家電メーカーにいたときは、みんなに嫌われないモノづくりをしてきた。自分でモノづくりをするときは、機能や価格などによる競争ではなくて、好き嫌いで選ばれるブランドを作りたいと思った。今回発表した製品は、どれもamadanaらしさに溢れている。製品を見た人から『なんだ、amadanaじゃん』といわれる、amadanaらしさを目指した」と語る。

 また、今後の取り組みについては「グローバル展開を目指す」とする。

 「日本のクールジャパンに家電が含まれていないのはおかしい。日本のモノづくりの技術というのは昔から脈々と受け継がれている。その素晴らしさや美しさを世界にもう一度、広めたい」と話し、ハイアールアジアの 代表取締役 伊藤嘉明氏をamadanaの海外事業責任者に指名した。

amadanaらしさに溢れた新シリーズを展開
昨年の6月にハイアールアジアと業務提携してから初の展示会となった
今後はグローバル展開を進めるという
ハイアールアジア 代表取締役 伊藤嘉明氏

 伊藤社長は「パートナーシップ合意から1年、お待たせしてしまったが、ピースははまった。今後は日本を覚醒すべく、積極的にグローバル展開を進めていく」と話した。

 会場には、サントリーがこの夏のキャンペーンで展開するamadanaデザインのビールサーバーも展示されていた。これはサントリーのビール、プレミアムモルツを一定以上購入すると必ずもらえるというもので「ビールの楽しさを広げるために赤字覚悟でやるプロジェクト」だという。

プレミアムモルツのキャンペーン景品として作られたamadanaブランドのビールサーバー
本体後ろに缶をセットする
amadanaのロゴが入る
決め細やかな泡ができる

 会場で展示されていたそのほかの製品は以下、写真で紹介する。

フラット式オーブンレンジ ARE-V16
扉を開いたところ
取っ手部分
単機能レンジ ARE-S19
ダイヤルで操作する
ロゴが入っている
遠赤外線パネルヒーター ASV-P80
オーブントースター ATT-W21
扉を開いたところ
容量275Lの冷蔵庫 ARF-A28
取っ手部分
レザーカバーは取り外し可能
3色展開で白と黒も容易する
白は取っ手部分の色が異なる
容量184Lの冷蔵庫 ARF-A18は5色展開
白と黒も展開する
冷蔵庫上部には木の天板を配置。この天板は別売りになる
天板を取り外したところ。国内の木材を使用

阿部 夏子