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本格“サードウェーブ”コーヒーが自宅で楽しめる、UCCの「DRIP POD」
(2015/3/19 17:28)
UCC上島珈琲は、一杯抽出型のコーヒーメーカー「DRIP POD」を3月23日に発売する。希望小売価格は18,000円(税抜)。
炒りたて、挽きたてのコーヒー粉を個包装したUCCのカプセル「POD」専用のコーヒーメーカー。本体背面のタンクに水を入れ、カプセルをセットしてボタンを押すだけで本格コーヒーが楽しめるという。
サードウェーブコーヒーを家庭で楽しめるように
UCC上島珈琲 代表取締役社長・上島 昌佐郎氏は、「DRIP POD」の製品化について次のように語った。
「昨今のコーヒー業界は、本格的な味が楽しめる“サードウェーブコーヒー”がブームです。また、核家族が増えたことにより、家庭では一杯型のコーヒーメーカーも人気を博しています。UCCでは、このような変化をチャンスと捉え、生産者がこだわりをもって栽培した高品質なコーヒーを幅広く仕入れ、本来の味を楽しんでいただきたいと思います。今後も、拡大するコーヒーマーケットやブームをリードし、コーヒーの新たな価値や未来を見出していきます」
サードウェーブコーヒーとは、高品質な豆を一杯ずつ丁寧に抽出し、より質を重視したコーヒーのこと。1970~80年代の日本で起こった、大量生産による浅煎りのアメリカンコーヒーが流行した“ファーストウェーブ”、1996年にスターバックスが日本進出したことで流行したシアトル系コーヒーによるカフェ文化の“セカンドウェーブ”に次ぐ、コーヒー文化の新潮流だという。
「DRIP POD」では、抽出方式にドリップ式を採用。プロによる理想的なハンドドリップの動きを、独自開発のマシンの抽出プログラムによって再現したという。美味しさを引き出すのに最適な「湯温」「蒸らし時間」「注湯スピード」を、科学的に解明したプログラムとしている。
専用カプセル「POD」は、さまざまなシーンに合わせて全23種類を用意。こだわりのある「speciality」、ちょっといいものを飲みたいときの「premium」、毎日気軽に楽しめる「daily」の3ラインと、業務用シリーズをラインナップする。カプセルの価格は1個あたり、63円~2,000円(税抜)。
PODのコーヒー粉は、コーヒー鑑定士をはじめとした、社内のプロが厳選した豆を使用している。カプセルは中心を円形にしており、これによりゆっくりと蒸らせてコーヒーの味を最適に引き出せるという。
PODで最も高価な「ブルボンポワントゥ」(2,000円)は、フランス・ルイ王朝が愛し、UCCの技術により復活を遂げた幻のコーヒー。ほかにも煎茶や紅茶のカプセルも用意する。
デザイン面では、小さくて静か、スタイリッシュであることをコンセプトにした。プロダクトデザイナー廣田尚子氏が手がけ、凹凸が少なく細部まで手入れしやすい水タンクや、液だれを防ぐエアブロー機能など、女性目線で使いやすさにこだわっている。
設置スペースと抽出音では業界最小クラスを実現。設置スペースは8.387立方cmで、インテリア家電としても使え置き場所に困らない。抽出音は39.7dBで、会話の妨げにならずに使用できる。
本体サイズは、130×288×224mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.7kg。水タンク容量は750ml。消費電力は1,350W。立上り時間は約30秒。抽出時間は約60秒/140ml。本体カラーはチェリーレッド、ハニーホワイト、カフェブラックの3色。