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1両まるごと遊べる山陽新幹線の「プラレールカー」

山陽新幹線の500系こだま号の1号車にプラレールカー」を導入

 パナソニックは、西日本旅客鉄道とタカラトミーと共同で、子供が遊べる車両「プラレールカー」を山陽新幹線に導入した。7月19日より新大阪と博多間で運行している。運行予定は2015年3月までの毎日。

 プラレールカーとは、山陽新幹線の一部の500系こだま号で、1号車の座席をすべて取り払い、子どもが遊べるスペースに改造された車両。子供向けの鉄道玩具「プラレール」の大型ジオラマの展示や、プレイゾーンを設置している。プラレールにはパナソニックの単三形アルカリ乾電池「EVOLTA(エボルタ)」を動力源とし、1,800mm四方の大型のジオラマを走り抜ける。プラレールは無料で貸し出す。またプレイゾーンでは、絵本を読んだり体を動かして遊べるほか、様々な動画コンテンツを放映するという。

 車両には、子供向けの運転台も設置。500系新幹線の運転台を子供向けにアレンジし、ハンドルを操作すると速度メーターが動く。また、1号車の運転台からの映像をリアルタイムでモニタに反映し、臨場感を味わえるという。

プラレールカー内部の様子。大型のプラレールのジオラマを設置している。プラレールにはパナソニックの単三形アルカリ乾電池「EVOLTA」が使われている
パナソニックの「エボルタくん」が「EVOLTAなら元気に走るよ!! 」とコメントしている
子供用の運転席を設置している

 このほか、多目的室や大型の荷物置き場も備え、家族連れの旅行に適しているという。

 なお乗車の記念として、パナソニックの「エボルタくん」、山陽新幹線の「カンセンジャーJr」、プラレールの「てっちゃん」と記念撮影できるスポットを用意した。各キャラクターのスタンプ台も設置したという。さらに、記念撮影に使える子ども用の制服も貸し出す。

 プラレールカーの運転日は、2015年3月までの一部を除く毎日。運転車両はこだま730号(博多06:33発→新大阪11:14着)の1号車と、こだま741号(新大阪11:30発→博多16:03着)の1号車。全て自由席で、プラレールカーを利用するための予約や特別な切符は必要ない。

小林 樹