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パナソニック、スチーム機能を強化した最高級Wおどり炊き炊飯器
(2014/3/4 13:35)
パナソニックは、ごはんのハリと甘みをアップさせた炊飯器「SR-SPX104/SR-SPX184」を6月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、5合炊きの「SR-SPX104」が105,000円前後(税抜)、1升炊きの「SR-SPX184」が110,000円前後(同)。
同社の最高級モデルにあたるIH炊飯器。昨年モデル「SR-SPX103/183」と同様に、以前は三洋電機の炊飯器に搭載されていた、圧力で米をかき混ぜる機能「Wおどり炊き」と、かまどで炊いたごはんのように加熱する200℃の高温スチーム機能を搭載している点が特徴。Wおどり炊き機能とは、IHを切り替えて、釜内に熱対流を起こす「高速交互対流」と、加圧と減圧を繰り返して米をかき混ぜる「可変圧力」を合わせた技術となる。
新製品では、スチーム機能を改良。パナソニックでは、ごはんの甘みを引き出すために、追い炊き工程で200℃の高温スチームを投入する。新製品では、釜内を素早くスチームで満たすために、スチームの噴出口を従来の1つから3つへ増やし、加熱面積を約2.2倍に広げた。また、追い炊き時にスチームを投入するタイミングを早めた。
これらの「200℃トリプルスチーム」機能により、炊き上がったごはんの甘み成分が約10%アップするほか、高温スチームによる「焼き」効果で、ごはん表面の余分な水分を除いてべたつきを抑え、ハリのあるごはんを炊き上げられるという。
機能面では、従来に引き続き、銘柄ごとに最適に炊き分ける「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能を搭載。従来は連携したスマートフォンからのみ操作が可能だったが、新製品では本体からも品種を指定する設定が可能となった。現在の対応品種は21品種20銘柄で、あきたこまち、キヌヒカリ、きぬむすめ、きらら397、コシヒカリ、コシヒカリ(魚沼産)、さがびより、ササニシキ、つがるロマン、つや姫、天のつぶ、ななつぼし、にこまる、はえぬき、ひとめぼれ、ヒノヒカリ、ふっくりんこ、まっしぐら、ミルキークイーン、森のくまさん、ゆめぴりか。
液晶は視認性を向上させるため「フルドット液晶」を採用。炊飯の残り時間を表す数字のサイズは、従来品の約1.5倍に大きく見やすくした。
このほか、保温したごはんの量に合わせて、再加熱時間を調整し、炊きたてのように味わえるという「量ピタスチーム再加熱」機能や、玄米ごはんをもちもちと通常の2段階で炊き分けられる機能を用意している。
SR-SPX104の本体サイズは266×338×233mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は7.3kg。消費電力は約1,210W。カラーはルージュブラックとホワイト。