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トレイルランにも対応するエプソンのGPSランニングウォッチ
(2013/11/6 13:10)
セイコーエプソンは、GPSランニングウォッチ「Wristable GPS」シリーズの新モデルを11月15日より順次発売する。文字盤をタップすることで画面が切り替わる高機能モデル「SF-710S」など全4機種をラインナップする。価格は全てオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後~35,000円前後。
エプソンが独自開発したGPSモジュールを搭載したスポーツタイプの腕時計。ランニングしている時の位置情報から距離、速度、歩幅などを自動計測し、走ったルート、距離をパソコン、スマートフォンで確認できる。ボタンを押さずにラップ計測できるオートラップ機能や、ランニング中の信号待ちの時、自動で計測が止まるオートポーズ機能などGPS搭載ならではの機能を搭載する。
トレイルラン、ウルトラマラソンにも対応
新モデルでは、多様化するランニングイベントに対応するため、機能を強化した。最上位機種の「SF-710S」では、累計上昇高度、累計下降高度、勾配、緯度経度なども測定可能になり、山間部を走るトレイルランに対応。また、バッテリーの持続時間を従来の14時間から30時間に増やしたことで、100kmを走るウルトラマラソンにも対応するという。
SF-710Sの計測項目は36。ラップスピード、ラップタイム、消費カロリー、心拍数などを計測できる。5気圧(50m)の防水機能も備えているため、トライアスロンにも活用できるという。
本体は充電式で、充電時間は約2時間半。駆動時間は、GPS機能をオンにした場合約30時間、GPS機能をオフにして、時計機能のみ使った場合約20日間。
GPS精度向上で、待たずに走り始められる
GPSの精度も高めた。GPSは、受信環境の違いで距離・標高などの精度が左右されるが、新モデルでは、GPSのチップを新しくしたほか、内蔵加速度センサーを活用した最適化処理を搭載。GPSが届かない場所でも加速度センサーによる計測で、正確な距離計測ができるという。
また、従来は、走り始める前にGPSサーチを待つ必要があったが、新モデルでは、準備時間を短縮するために、高速サーチを搭載。GPSサーチを待たずに走り始められるスキップモードも用意する。その場合、GPSでの計測は途中からになるが、距離の計測は最初からできるという。
また今シリーズより、「全世界自動時刻補正機能」を搭載。世界39のタイムゾーンに対応しており、どこにいても自動で時刻が合わせられるというもの。
スマートフォン連携で、さらに使いやすく
使い勝手の面では、文字盤の背景色を反転できる「反転液晶」機能、文字盤をタップして呼び出せる「タップセンサー」機能、音だけでなく振動でラップをしることができる「バイブレーション」機能などを搭載。また、スマートフォンとの連携にも対応し、外にいても、自分の走りや走行ペースなどをいつでも振り返ることができる。
高機能モデル「SF-710S」の厚みは13.6mmで、重量は59g。