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日立、基準最大の明るさと省エネを両立したLEDシーリング
~消費電力を昨年比で最大18%削減
(2013/8/22 14:38)
日立アプライアンスは、基準内で最大限の明るさと、高い省エネ性を両立したLEDシーリングライト「eco これっきり 搭載洋風タイプ」4機種を9月10日より発売する。8畳用、10畳用、12畳用、14畳用が用意される。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は30,000円~45,000円。
日本照明工業会が定める各畳数の基準内で、最大限の明るさを目指したLEDシーリングライト。LEDユニットの配置を工夫し、大型の放熱構造を採用することで、省エネ性能を高めた点が特徴。明るさは維持しながら、消費電力は昨年モデル比で約16~18%削減し、固有エネルギー消費効率は102.4~104.8lm/Wを達成した。
具体的には、14畳用「LEC-AHS1410B」の消費電力は58.2Wで、昨年モデル「LEC-AH81410A」に比べ約18%削減、同社の蛍光灯器具「ペアルミック DRC14759AJ」に比べ約50%削減した。また全光束は、適用畳数14畳用の最大値である6,099lmとなっている。
明かりの広がりの面では、LEDユニット「ドーム型LEDユニット」の形状や配置を改良し、天井や壁まで光が広がる。また、LEDモジュールの配置に合わせて、光を広げる角度の異なる光学レンズを配置することで、カバー中央部の暗さを抑え、カバー全体が明るく光るという。
明るさの演出にもこだわった。本製品では、光色と明るさを組み合わせた「あかりセレクト」機能を搭載し、「蛍光灯のあかり(さわやか)」「図書館のあかり(よみかき)」「食卓のあかり(だんらん)」「電球のあかり(くつろぎ)」の4パターンから選べる。このうち「蛍光灯のあかり」において、LEDモジュールの数と配置を工夫し、調光時の電流制御を変更することで、明るさを従来比で約1.6倍に高めた。
また、全灯時の約1.2倍の明るさで30分間点灯する「明るさアップ」ボタンを新たに搭載。30分経過後は、自動で元の光色と明るさに戻る。作業中に手元を明るくしたい時などに便利という。
省エネ面では、従来に引き続き、外が明るいと自動で減光・消灯して消費電力を抑える「eco これっきり」機能を搭載。eco これっきり機能は、リモコンのボタンを押すと、センサーが部屋の明るさを検知して、あらかじめ設定した部屋の明るさを保つ機能。外光で部屋の明るさが十分な時は自動で減光し、部屋の明るさが設定を上回ると自動で消灯する。同社ではecoこれっきり機能について、全灯で使用し続けた場合に比べ、消費電力を最大で70%低減するとしている。
なお新製品では、センサーの高性能化を図り、センサー部のデザインを小型化し、すっきりさせた。また、好みの明るさは、eco これっきり機能を使用中に、リモコンの「明」「暗」ボタンで調節するだけで設定できるようになった。
このほか省エネ機能として、ボタンを押すだけで明るさと消費電力を抑えられる2段階の「節電モード」を搭載している。
14畳用タイプ「LEC-AHS1410B」の本体サイズは680×128mm(幅×高さ)。本体重量は3.9kg。定格光束は6,099lm。定格消費電力は58.2W。「明るさアップ」時は75W。固有エネルギー消費効率は104.8lm/W。平均演色評価数はRa85。
同時に、「明るさアップ」ボタンと「eco これっきり」機能を省略したLEDシーリングライト「洋風タイプ」4機種も発売する。8畳用、10畳用、12畳用、14畳用が用意される。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は23,000円~40,000円。