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フィリップス、手洗いの10倍の汚れを落とす電動洗顔ブラシ
(2013/7/3 00:00)
フィリップス エレクトロニクスジャパンは、女性向けの美容機器として、手洗いより10倍も汚れを落とせる電動洗顔ブラシ「ビザピュア(VisaPure) SC5275」を9月上旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は16,800円。小泉成器を輸入代理店として製品を流通する。
「ビザピュア」は、手洗顔では落としにくい汚れまで簡単に落とせる電動洗顔ブラシ。手洗いでは落としきるのが難しい汚れを落とすため、ブラシの動きと、ブラシの毛を工夫した点が特徴。
まずブラシの動きは、先端のブラシが回転と上下運動を組み合わせた独自の3Dの動き方を採用。毛穴の奥の汚れや古い角質を洗浄し、肌に適度な振動を加えることでマッサージ効果を促し、肌の血行を良くする効果があるという。
使い方は、ブラシを水で濡らし、洗顔料をのせた顔に軽くあてていくだけ。洗顔料は石鹸やクレンジングオイルなど、手持ちのもので良いという。
ブラシは着脱式で、ノーマル肌用と敏感肌用の2種類のブラシが付属する。ブラシの毛は柔らかく、50~75ミクロンと細いため、肌のわずかな凹凸や毛穴にも届く。小鼻や髪の生え際など、洗いにくい部分にも対応する。
これらの工夫により、古い角質やメイクや皮脂などの見えない汚れも取り除けるため、肌の透明感の向上や、洗顔後のスキンケアの浸透を高める効果があるという。
ブラシの回転スピードは、中速の「ジェントルクレンジングモード」と高速の「ディープクレンジングモード」の2段階から選択可能で、肌質や必要に合わせて使い分けられる。
さらに、20秒ずつ運転を一時停止するタイマー機能を搭載。額や両頬など、各スキンゾーンを効率的に洗浄して、洗いすぎを防ぐという。1回の洗顔にかかる時間は約1分。
本体は防水仕様(IPX7相当)で丸洗いでき、浴室でも使用できる。ブラシは、約3カ月ごとの交換が推奨されている。交換用ブラシは各1,480円で単品で販売される。
SC5275の本体サイズは45×45×200mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約144g。電源にはリチウムイオン電池を搭載し、満充電時間が約 6時間で、約30分使用できる。消費電力は7.5W。付属品として、ノーマル肌用ブラシと敏感肌用ブラシの2種類のブラシと、充電アダプター、スタンド、 ポーチが同梱される。本体カラーはピーチ。
なお、別売りで角質ケア用の「エクスフォリエーションブラシ」も用意する。中央に短い毛を配置し、短い毛が古い角質を除去して、長い毛がきれいに洗浄するという。価格は1,480円。
「自分の肌質やメイクの濃さに合わせた洗顔を」――今野みどり医師
東京・神保町にあるM&Mスキンケアクリニックの今野みどり医師は、実際に今野医師のクリニックのスタッフがビザビュアを5日間使ったところ、「小鼻の黒ずみが減り、毛穴が目立たなくなった」と紹介。また、「ブラシの振動と回転によって、顔の血行が良くなり、その後のスキンケアの浸透が良くなる効果も期待できる」という。
その上で洗顔の大切さについて「女性が若さや美しさを保つには、ボトックスの注射を打つよりも、毎日のスキンケアが大切。洗顔時は、こすりすぎず、35℃くらいのぬるま湯で、髪の生え際や耳周りに洗い残さないように。自分の肌質やメイクの濃さに合わせた洗顔を心掛けて」と説明した。
下位モデルとして、「ビザピュア SC5265」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は14,800円。ブラシの回転速度は1段階のみで、付属のブラシはノーマル肌用ブラシ1個が付属する。本体カラーはブルー。
フィリップスの女性向け美容家電、日本市場に参入
フィリップスは、これまで生活家電や健康機器、LED照明機器をグローバルに展開してきた。
フィリップスエレクトロニクスジャパン コンシューマーライフスタイル事業部の稲原薫事業部長によれば、日本の美容機器市場は右肩上がりで拡大しており、2013年の市場規模は約1,500億円と世界最大級。日本市場への参入について、「日本の女性は美意識が高いうえ、日本の美容機器の市場は、今後さらに拡大が見込まれている。今回日本市場に参入するにあたり、既に海外で発売している美容機器の中から、美意識の高い日本女性に合う製品を選んだ」と話す。
なお、今回日本で発売される製品は、本体の設計や機能面では欧州などで既に発売されているものと同じで、日本人女性の肌にも安心して使えるように、安全試験を済ませているという。
フィリップスでは、アジア圏における女性向け美容家電の取り組みとして、既に中国で電動洗顔ブラシ「ビザピュア」を発売し、好評を得ているという。韓国では、日本と同じ今秋の発売を予定している。今後、日本市場においては、製品のラインナップを広げていく。