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北海道電力、苫東厚真火力4号機が停止。東北電力から24万kWhを融通
(2013/6/26 20:57)
北海道電力は、苫東厚真火力発電所4号機(勇払郡厚真町、70万kW)において、ボイラー内部での蒸気漏洩の兆候を確認したことから、点検のため26日16時をめどに停止した。
これにより、北海道電力管内の電力供給量が不足する見込となったため、東北電力から最大24万kWの電力融通受けた。融通された時間帯は、6月26日の15時から20時30分。なお、東北電力では、「融通実施後も比較的余裕のある見通し」としている。
北海道電力の供給量は、19時現在で387.8万kWにのぼり、予備率は7.2%まで下がった。東北電力からの融通を受けなければ、危険な状態となった可能性がある。また、苫東厚真火力の状況によっては、明日以降も電力融通を受ける必要がある。
北海道電力は、1つの発電所が総発電量に占める割合が高く、他の電力会社との間の送電が北本連系設備(60万kW)に限られるという事情があり、発電所の故障が予備率の低下に結びつきやすい傾向がある。