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鹿児島のメガソーラー発電所に、ソーラーパネルと桜島が一望できる見学施設が今秋オープン

今秋オープン予定の鹿児島七ツ島メガソーラー発電所の見学施設

 京セラは、同社が現在建設中の鹿児島のメガソーラー発電所「鹿児島七ツ島メガソーラー発電所」に、太陽光発電の仕組みや地球環境問題を解説する一般向けの見学施設を設置すると発表した。2013年秋のオープンを予定している。

 同発電所は、鹿児島市南部の七ツ島地区に建設されている、約102万平方mのメガソーラー発電所。出力は“国内最大級”を謳う70MWで、年間発電電力量は一般家庭の約22,000世帯分に当たる約78,800MWhと予測されている。2012年9月に着工し、2013年秋の完成を予定している。

 見学施設は同発電所の入り口付近に設置される。施設内には、太陽光発電の仕組みや地球環境問題の現状を紹介する展示や、発電量がリアルタイムで確認できるモニターが設置される。さらに、サークル型の展望コーナーも設けられ、約29万枚の太陽光発電パネルが一望できる。天候が良ければ、鹿児島の観光名所である桜島も見られるという。京セラでは、修学旅行生や観光客が立ち寄る施設として、鹿児島の地域振興に寄与できるとしている。

 見学施設の敷地面積は6,898平方mで、延床面積は484.74平方m。建物は鉄筋コンクリート造りの2階建て。施設の建設は、同発電所の運営会社である鹿児島メガソーラー発電所株式会社が行なう。

展望コーナーからは、パネルが敷き詰められた敷地が一望できる。桜島も見られるという
建設中の鹿児島七ツ島メガソーラー発電所(2013年5月時点)

正藤 慶一