ニュース

パナソニック、やわらかい空間に適したLED照明器具「ソフトライト」

~病院、ホテル、学校などの空間に

 パナソニック エコソリューションズ社は、曲線的でやわらかい印象の空間に適したLED天井照明器具「ソフトライト」32品番を7月1日から順次発売する。

 ダウンライト型の「ラウンドタイプ」と、棒状で連結もできる「ラインタイプ」の2つの製品群が16品番ずつ用意される。ラウンドタイプは7月1日発売で、希望小売価格は26,250円~93,450円。ラインタイプは9月発売予定で、82,950円。光源はLEDで、複数の色温度が用意される。光源寿命は40,000時間。

ラウンドタイプ
点灯時
ラインタイプ
点灯時

 ソフトライトは、建築用照明器具「SmartArchi(スマートアーキ)シリーズの製品で、近年の建築物で増えてきた、やわらかい印象の空間に合わせて設計された。照明器具の存在を抑えるのではなく、建築の一部として見せることで融合するという新しい表現方法を採用したという。主な用途としては、病院や介護老人保健施設、ホテル、学校、保育園など、やわらかい印象が求められる場所が想定されている。

ソフトライトを使った空間のイメージ。外光を取り入れた回廊で、ラウンドタイプとラインタイプの組み合せ
同。大きな窓のある空間とラウンドタイプ
同。大空間の食堂でラインタイプを使った例

 ラウンドタイプでは、天井面からLEDにかけての光のグラデーションを評価し、反射板カーブを設計した。照明器具自体の存在感やまぶしさを抑えながら、光の存在だけを感じるという。反射板はアルミ製で、ホワイトのつや消し仕上げ。

左の一般的な反射板と比較すると、グラデーションのカーブが滑らかになっている

 また、ラウンドタイプは、直径125mm/150mm/200mm/450mmの4種類の大きさが用意されるが、光源の強さが異なっても同じように見える反射板輝度にしており、大きさが異なる製品が混在しても違和感がないという。

ラウンドタイプは、直径が異なっていても反射板の輝度が揃っている

 一方、ラインタイプは、天井と一体化したスリットから自然光が差し込む印象を与えるように設計された。特殊パネルのルーバーを採用することで不快なまぶしさ(グレア)をカットしている。光の連続性を重視し、単体、連結(右用、中用、左用)を品揃えしており、空間に合わせて照明器具を連結できる

ラインタイプは、グレアカットと光の連続性が特徴。必要に応じて連結して設置できる

伊達 浩二