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太陽電池セル・モジュールの出荷量が約62%増加

~輸出は半減も、国内市場向けが2.7倍に拡大

 一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は、日本における2012年度の太陽電池セル・モジュールの出荷量に関する調査結果を発表。総出荷量は4,371,284kWで、前年度の2,685,573kWと比べて、62.8%の増加となった。

 輸出量については、同比56.2%減となる561,833kWだったが、国内出荷量は同比171.3%増(約2.7倍)となる、3,809,451kWに拡大した。国内出荷量のうち海外生産分は、全体の約40%にあたる1,443,492kW。海外企業からの輸入量は、主要国内企業の海外生産分574,687kWを除くと868,805kWとなり、国内出荷量の22.8%を占めている。

 太陽電池の種類別では、シリコン単結晶が全体の約36%に当たる1,555,349kW、シリコン多結晶が約46%の2,013,295kW、シリコン薄膜などその他が約18%の802,630kWとなった。

 用途別では、住宅用が前年度比約55%増となる1,868,969kW、非住宅用は前年度の195,506kWから1,937,671kWと、約10倍の大幅増となった。

国内総出荷量の推移

正藤 慶一