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東芝ライテック、1kW型メタルハライドランプ相当のLED投光器を試作

~富山県滑川市のフットボール場に96台納入

 東芝ライテックは、1kW型メタルハライドランプ投光器と同等の明るさを実現した、LED投光器を試作開発した。

 球技場など屋外のスポーツ施設で使用する照明器具で、現在、広く使用されている1kW型メタルハライドランプに比べ、同等の明るさで約54%の電力が削減できる。また、製品寿命は40,000時間で、メタルハライドランプの約4倍にあたる。

LED投光器本体
設置状況

 また、メタルハライドランプは、明るさが安定するまで約10分間、消灯後の再点灯に約30分間かかる。これに対してLED投光器は、瞬時点灯/瞬時再点灯が可能で、停電復旧時などにすぐに明るさが回復するというメリットがある。

 今回の試作機は、5月25日に竣工する富山県滑川市の「フットボールセンター富山(愛称:日医工スポーツアカデミー)」に96台が納入された。

 照明する場所に応じて、配光が狭角、中角、広角の3種類の器具が用意された。1台ごとの光束は32,500~33,500lm。消費電力は486Wで共通。

 ライテックでは、今回の仕様を元に、2013年10月ごろに、製品化する予定。製品化の際には、仕様などやデザインなどは変更される可能性がある。

伊達 浩二